「ドリルで穴開け」はもう古い!情シスのための情報資産・最強の捨て方
ドリルで穴を開けただけで「廃棄完了!」と思っていませんか?実はそれ、プロから見れば**「週刊誌を適当に破いただけで、文字はバッチリ読める状態」**と同じで超危険。HDDとSSDは中身が別物なので、壊し方も全く違います。世界のルール(ISOやNSA)に基づいた、絶対に情報が漏れない「最強の捨て方」を教えます。
1. HDDはビデオのように「砂嵐」にしてから「バキバキ」に
HDDは、カセットテープやビデオと同じ「磁石」の力でデータを記録しています。
まずは磁石で消す(磁気消去): 超強力な磁石(NSAというアメリカのすごい組織が決めた基準)を当てて、中身を強制的に「砂嵐」状態にします。これで、物理的に壊す前にデータは読み取れなくなります。
そのあと物理破壊: 砂嵐にした上で、さらに機械でバキバキに。これが「ISO21964」という世界基準でも推奨されている、二段構えの鉄壁ガードです。
2. SSDは「粉(こな)」にするしかない
SSDは、USBメモリやSDカードと同じで、小さな「チップ」の中にデータが詰まっています。
穴開けは無意味: 磁石は効かないし、適当に穴を開けても、隣にあるチップが生きていればデータは抜かれます。
解決策は「シュレッダー」: チップごと跡形もなくなるまで、細かく細かく粉砕するのが正解。チップの破片すら残さないレベルで砕くのが今のITAD(IT資産処分)の常識です。
3. 「やったつもり」が一番危ない
会社として一番大事なのは、**「ちゃんと捨てました」という証拠(エビデンス)**です。 ISO27001などの監査では、「いつ、どのパソコンを、どうやって壊したか」を写真付きの書類で出すよう求められます。 「知り合いの業者にタダで引き取ってもらった」は、データが流出した瞬間に情シスの責任問題になります。
しっかりした認証を持っているプロに頼んで、シリアル番号入りの「消去証明書」を必ずもらいましょう。
