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2026.1.2 木 昼 「福引きの記憶」

氏神様への初詣は、私にとって時間を遡る旅でもある。
年々賑わいを増す境内には、今年は屋台まで出ていた。お詣りを済ませ、絵馬を奉納し、おみくじを引く。その一連の流れは、もう何年続けているだろう。毎年振る舞われる御神酒も、密かな楽しみのひとつだ。
絵馬を買うと福引き券がついてくる。子供の頃は、この福引きで驚くほどよく当てた。干支の置物やお茶っ葉を引き当てるたび、家族の中で「福引き担当」として一目置かれたものだ。あの頃の高揚感を思い出すと、今でも少し力が入る。
しかし最近は、ここで運を使い果たすのもどうかと思うようになった。いや、言い訳かもしれない。事実、ここ数年は残念賞のお菓子ばかりだ。
それでも変わらないものがある。数十年が経った今も、同じ場所で同じように福引きが行われている。変わったのは、対応してくれる人が年配の方から若い人へと移り変わったこと、そして残念賞がキャラメルからうまい棒になったことくらいだ。
これも時代なのだろう。けれど、その小さな変化の中に、途切れることなく続いてきた営みの温もりを感じる。私が子供だった頃と同じ福引きを、今日もまた誰かの子供が引いている。そう思うと、残念賞のうまい棒も悪くない。

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