見出し画像

歯科衛生士が「麻酔」を打てるようになる? 厚生労働省で話し合われている、私たちの少し先の未来のお話。

みなさん、こんにちは! 歯科衛生士の咲(さき)です。


🌸 3月2日(月)。いよいよ3月がスタートしましたね!

月曜日、おはようございます! 今日から本格的に3月が始まりましたね。今週も無理せず、自分のペースでいきましょう。

さて、この連載では毎日「Amazonで買える神デンタルグッズ」をご紹介してきましたが、今日は少しだけ趣向を変えさせてください。 おすすめグッズのお休みをいただいて、現在進行形で国(厚生労働省)で話し合われている、*「歯科衛生士という仕事の未来」について、私なりの思いをお話ししたいと思います。

皆さんは、来週の3月9日に第5回目を迎えるすでに1年以上も続けれられている「歯科衛生士の業務のあり方等に関する検討会」という会議が、厚生労働省で行われているのをご存知でしょうか?


💉 私の最大の焦点は「浸潤麻酔」

この検討会で話し合われている議題の中で、私たち歯科衛生士、そして患者さんである皆さんにとっても一番大きな変化になりそうなのが、「歯科衛生士による浸潤麻酔(しんじゅんますい)の実施」についてです。

浸潤麻酔というのは、歯の治療や、歯周病の深いポケットのお掃除(SRP)をする前に、歯茎にチクッと打つあの「局所麻酔」のことです。

現状の日本の法律では、麻酔の注射ができるのは「歯科医師(歯医者さん)」だけです。 しかし今、十分な教育と研修プログラムをクリアした歯科衛生士であれば、この麻酔処置を担えるようにしようという制度化に向けた議論が進められています


🏥 実現すると、患者さんにどんなメリットがあるの?

「えっ、先生じゃない人が麻酔を打つのは少し怖いかも……」 そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのお気持ちはとてもよく分かります。だからこそ、国も慎重に「安全な研修プログラム」の構築に時間をかけて検討を重ねています。

もしこれが実現すると、実は患者さんにとって「待ち時間のストレスが減る」という大きなメリットがあります。

現在、私たちが歯周病の深いお掃除をしていて「あ、ここは痛みが強く出そうだから麻酔が必要だな」と判断した場合、一度手を止めて、他の患者さんの治療をしている先生を呼びに行き、先生の手が空くのを待ってから麻酔を打ってもらう……というタイムロスが発生しています。

歯科衛生士が麻酔を打てるようになれば、このロスタイムがなくなり、皆さんの治療やお掃除が、よりスムーズに、そして苦痛なく進むようになるのです。 (※ちなみに、アメリカなどの予防歯科先進国では、歯科衛生士が麻酔を打つのはすでに当たり前の光景なんですよ!)


✨ 私が実現してほしいと願うこと

一人の歯科衛生士として、私はこの制度が一日も早く、安全な形で実現してほしいと強く願っています。

それは単に「業務の幅が広がるから」というだけではありません。 麻酔の知識や全身疾患との関わりをより深く学ぶことは、私たち歯科衛生士の「専門職としての責任と誇り」を一段階引き上げてくれると信じているからです。

「痛みもなく、お口の健康を全部サポートしてもらえるから安心!」 患者さんにそう言っていただける未来を目指して、私たち現場の人間も、国が進める研修や制度のアップデートにしっかり食らいついていかなければと、身の引き締まる思いです。


📌 今日の私なりの結論

今日は少し真面目なお話になってしまいましたが、日本の歯科医療は今、皆さんが思っている以上に大きく変わろうとしています。

「歯科衛生士」は、ただ先生の横で器具を渡したり、バキュームを引いたりするだけのアシスタントではありません。皆さんの健康を生涯にわたって守る、予防のプロフェッショナルです。 これからも、そんな私たちの進化を、少しだけ応援していただけると嬉しいです!

【🔗参考リンク】 本日お話しした厚生労働省の検討会に関する資料や議事録は、こちらのページからご覧いただけます。 歯科衛生士の業務のあり方等に関する検討会|厚生労働省


それでは、今日も1日、お口スッキリでいきましょう! 咲

いいなと思ったら応援しよう!