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軽井沢まで行ったのに、頭の中は熊と桃とFigmaだった

先日、夫の両親と昨年結婚した息子夫婦を誘って、
6人で軽井沢へ行ってきました。

2泊3日の家族旅行。

爽やかな風に癒やされ、
絶景を眺め、おいしいものを食べる。

そんな優雅な旅になるはずでした。

ところが、
実際に私の頭を占領していたのは、熊と桃と買い物。

そして帰宅後に待っていた、
Figmaの締め切りでした。。。

京都を出て7時間。窓を開けるだけで気持ちいいなんて

息子夫婦は自分たちの車、
私たちは義父母を乗せて、2台に分かれて出発しました。

京都を出たのは朝8時前。

サービスエリアで休憩したり、
お昼を食べたりしながら、軽井沢に着いたのは午後3時ごろ。

なかなかの長距離です。

普段なら「まだ着かへんの?」
となりそうなのに、旅行の日は移動さえちょっと楽しい。

サービスエリアに寄るだけで
テンションが上がるし、
車の中で話したどうでもいいことまで、
あとから思い出になったりする。

旅行って不思議やなあと思います。

軽井沢に着いて、まず驚いたのが空気でした。

京都を出る時は、朝からもう暑い。
「今日も暑なりそうやなあ」

と言いながら出発したのに、
軽井沢では窓を開けるだけで涼しい風が入ってくる。

何これ。同じ日本?

思わず深呼吸。。。

「ああ、避暑地ってこういうことか」

着いてすぐ、それだけで来た価値があったような気がしました。



「熊、出ますよ〜」そんな爽やかに言わんといて(笑)

荷物を置いて、レンタサイクルでアウトレットへ行こうとした時、ホテルのフロントで気になるものを見つけました。

「熊鈴 ご自由にお持ちください」

え、これ、ほんまに使うやつなん?

京都で55年生きてきましたが、熊鈴を借りる日が来るとは思っていませんでした。

気になってフロントの方に聞いてみると、とても爽やかな笑顔で、

「熊、出ますよ〜」

いやいや。。。

「今日は涼しいですよ〜」
みたいに言うことちゃうやん(笑)

さらに、

「でも軽井沢の熊は、人を襲わないんですよ」

とのこと。

え?夫と顔を見合わせました。

「なんで分かるん?」

「軽井沢の熊だけ、話ついてるんかな。。。」

笑いながらも、
熊鈴はしっかり借りました。

そこは借りるんかい(笑)

チリンチリン鳴らしながら、
森の中を自転車で抜けてアウトレットへ向かいます。

風は涼しい。緑もきれい。
本来なら最高のサイクリングです。

でも、葉っぱがガサッと揺れるたびに、

「え?」

茂みを見るたびに、

「おる?」

頭の中は完全に熊。
熊鈴を借りたことで、
逆に熊の存在を意識してしまっている。。。

たぶん、熊より私たちのほうが落ち着いていませんでした。

軽井沢まで来て、お鍋と靴を買う私

アウトレットに着くと、熊のことは少し忘れました。

買い物の力は強い(笑)

ティファールのお店で、
前から欲しかった丸っこいお鍋を購入しました。

軽井沢まで来て、買ったものがお鍋。

もっと旅らしいものはなかったんかと思いますが、
欲しかったんやから仕方ない。

しかも2日目の夜にも、
またアウトレットへ。

夫は欲しかったTシャツ、
私はナイキで靴を2足買いました。

昨日も来たやん。。。

そう思いながらも、買い物は何回行っても楽しい。

絶景を見ている時より、
目が輝いていたかもしれません(笑)

絶景を見に来たのに、
夫婦で茂みを見張っている

2日目は、今回の旅でいちばん楽しみにしていた清里テラスへ。

昼から雨予報だったので、
朝9時ごろに出発しました。

清里テラスは山梨県にあり、
私にとっては初めての山梨です。

ロープウェイで山を上がっていく途中、
眼下には一面の森。


「きれいやなあ」

と思いながら眺めていると、夫がぽつり。

「この茂み、熊出てもおかしくないよな」

やめてくれ(笑)

ホテルで熊鈴を見てからというもの、
こちらはずっと熊を引きずっている。。。

絶景を見に来たはずやのに、
夫婦で茂みを見張ってどうする(笑)

でも頂上に着いた瞬間、
熊のことなんてどうでもよくなりました。

空が広くて、緑がどこまでも続いていて、
吹いてくる風が本当に気持ちいい。

無料で利用できるソファーに座り、
夫と景色を眺めながら、しばらくぼーっと過ごしました。

何か特別なことをしたわけではありません。

景色を見て、風に吹かれていただけ。

でも帰ってきた今、
よく思い出すのは、案外あの時間です。

旅行へ行くと、

「せっかく来たんやから、あそこも行かな」
「これも食べな」
「写真も撮らな」

…となってしまいます。

せっかくゆっくりしに来たのに、
予定を詰めすぎて忙しくなる。

だからこそ、何もしないでぼーっとする時間が、
すごく贅沢に感じました。

まあ、たまに熊のことは考えていましたが(笑)

ランチ難民の前に現れた、桃の詰め放題1,500円

そのあと、ランチを食べようと萌木の村へ向かいました。


ところが、どのお店もいっぱい。

満席。
ここも満席。
次も満席。。。

完全にランチ難民です。
だんだんお腹も空いてきて、

「もう何でもええから食べたい」

となっていた時、突然現れたのが、

桃の詰め放題、1,500円。

ランチを探していたはずなのに、気づけば桃を詰めていました。

「まだ入る」

「ここに、もう一個いけるんちゃう?」

いきなり大人が本気だす。

袋の口から桃がはみ出しているのに、
入っていると言い張る(笑)

最終的には、たぶん15~6個くらい。

どう見ても、
ひとつの袋にはきれいに収まっていません。
お店の方が見かねてもう一枚袋くれました。。。💦

正直、詰め放題の桃やし、
味はそこまで期待していなかったんです。

ところが食べてびっくり。
めちゃくちゃおいしい。

甘くてジューシーで、これは感動もの。。。
最近は桃パフェでも1,800円くらいするのに、桃が約15個で1,500円。

どういう計算なん(笑)

この旅でいちばん声が大きくなったのは、
絶景を見た時ではなく、桃を食べた時かもしれません。

あまりにおいしかったので、
義父母と息子夫婦にもおすそ分け。

「これ、食べてみて。めっちゃおいしいで」

おいしいものをみんなで分けられるのも、
家族旅行のいいところやなあと思います。

結局ランチは、
軽井沢へ戻る途中で信州そばのお店へ。
おそばは「人生でいちばん!」とまではいきませんでしたが、
かき揚げはカリカリ。

そして蕎麦湯が、めちゃくちゃおいしかった。

お腹が空いていたから余計かもしれませんが、
あったかい蕎麦湯が体にしみる。。。

予定していたお店には入れなかったけれど、
こういうのも旅やなと思います。

「長野のコストコ」で、またカートがいっぱいに。。。

3日目は、「長野のコストコ」と呼ばれている
TURUYA(スーパー)へ行きました。

ここも楽しみにしていた場所です。
ジュース、ジャム、お味噌、お菓子、コーヒー。

「これもおいしそう」

「これはお茶うけに良さそう」

そんなことを言っているうちに、
カートの中はどんどん賑やかに。。。

旅行先のスーパーって、
なんであんなに楽しいんでしょう。

見たことのない商品は全部おいしそうに見えるし、

「せっかく来たんやから」

という便利な言葉で、
何でもカートに入れられます。

甘くてリンゴ風味のお菓子も、
マルゲリータのピザもおいしかった。

軽井沢まで来たのに、
私の旅の思い出は熊、鍋、桃、スーパー。

ずいぶん生活感がある。。。

でも、これくらいのほうが私らしい(笑)

帰りは道の駅にも寄り、
義父母を送り届けて京都へ戻りました。

そして、車を降りた瞬間。

暑い。

とにかく暑い。

軽井沢や清里では、
窓を開けるだけで気持ちよかったのに、
京都の空気はずっしり重い。

「ああ、軽井沢に戻りたい。。。」

本気でそう思いました。

軽井沢の余韻は、Figmaの締め切りに消えた

楽しかったなあと、しばらく余韻に浸りたい。

でも、そんな時間はありませんでした。

翌日は、デイトラの筋トレチャレンジの提出日。

今回のお題は、

LP3本のワイヤーフレーム化。

ワイヤーフレームさえ、ちゃんと作ったことがないのに、
いきなり3本。

そら大変に決まっている。。。

旅行前の私は、

「提出は帰ってきた次の日やし、何とかなるやろ」

と思っていました。

あの時の自分に言いたい。

ならへんで(笑)

翌日は、朝から晩までFigmaとにらめっこ。

楽しみにしていた『豊臣兄弟!』も録画に変更。

昨日まで清里の広い空を眺めていたのに、
今日はパソコン画面の中で
数ピクセルのズレを気にしている。。。

落差がすごい。

何とか3本作り終え
提出できたのは23時30分。

ギリギリ。
ほんまにギリギリ。。。

ただ、その中で大きな発見もありました。

今まで難しそうで避けていたコンポーネント
恐る恐る使ってみたら、

「何これ、神やん」
となりました。

同じものを何回も作らなくていいし、
ひとつ直せばほかも変わる。
もっと早く使えばよかった。。。

3本はほんまにきつかったけど
でも、やったからこそ
少しFigmaが面白くなってきました。

持って帰ったのは、
お鍋と靴と大量の食べ物

熊鈴にびびって、絶景に癒やされて、
ランチには振られ、
桃の詰め放題に本気になり、
ツルヤでカートをいっぱいにして、
最後はFigmaで締める。

おしゃれで優雅な軽井沢旅行とは、
ちょっと違う気もします。

でも、これが私の現実(笑)

しかもその翌日は
友達と京都のコストコへ買い物とランチに。

ツルヤであれだけ買ったばかりやのに、また買い物。

反省はありません。。。
景色も好き。おいしいものも好き。

でも結局いちばんテンションが上がるのは、
「何かええもんないかな」
と売り場をウロウロしている時なのかもしれません。

軽井沢の涼しい風は持って帰れなかったけれど、
熊が出そうな森を走ったこと、
みんなで桃を分けたこと、
清里のソファーでぼーっとしたこと。

そんな記憶は、ちゃんと持って帰ってきました。

とりあえず今は、
ツルヤで買ったかりんとうを食べながら、またFigmaを頑張ります。。。

ポリポリ。。。


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