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Mercy感想:AI裁判ならこういう題材にしろ

サスペンスとしては面白いけどSFとしてはもう一声…

久しぶりに濃度の高そうなSF映画なので楽しみにしていた。
AIの得意不得意というのが裁判にどう影響するかというのを描いてほしかった。

「犯罪における情状酌量や倫理観などが、AIに判断できるのか?」という事を裁判と絡めればSF映画として面白くなったのではないかなと。
あくまでエンタメやサスペンスに寄った作品のため、このあたりを掘り下げると文芸になってしまうが。。。

AIによるトロッコ問題風アクションがクライマックスに持ってこられているのは面白かった。クラウドに紐づいていない端末や、オフライン情報を把握できないなど、弱点が描かれるのもよい点だ。

前提、サスペンス映画としては楽しく見れた。


破綻がないのかといえば、重箱の隅はつつけるが野暮はしたくない。
スピード感を重視した作品なので、細かいことは覚えてられないくらいで丁度良いと思う。

起きたら処刑台に繋がれていて、自力で無罪を証明しなければならない。
そんなカフカ的冒頭から、一気に事件解決までクリス・プラットが安楽椅子探偵ならぬ処刑台椅子探偵として活躍する。

我々が普段使うUIの様なPC画面を使っているのは、近未来SFとして見やすい点だった。
Searchシリーズも思い出すが、近い人が作ってる模様。
白パトドローンもカッコよかった。

AIに裁判が務まらない理由は極論「バカだから」?


AIの誤審の理由が思い込みや第一印象に基づいたものになっている。
要は普通に無能だからである。
Mercyの登場により、治安が改善した世界なのだが「疑わしきは罰する」恐怖政治に利用されているのだ。
この調子だと、Mercy裁判ってめっちゃ誤審してるのでは?と不安になった。
18件くらいの死刑判決の内、少なくとも2件も誤審なわけで。。。

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