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えびフライの前で考えてしまうこと

好きな食べ物を聞いた時の回答として「えびフライ」が返ってくると、なんだかきゅーとに感じてしまうイマイです。

自己紹介のテーマの中でも「好きな食べもの」って、ちょっと難しい質問だと個人的に思っています。
思春期に突入した頃から、私はこの問いへの適切な回答にいつも悩んでいました…

幼い頃から大の甘党の私。
ここは素直に「苺ショートケーキ」などと答えるべきか…
いやいや、限られた質問の中で、初対面の相手に対して己を表現しなければならないこの「自己紹介」という場において、己のファーストインプレッションを「苺ショートケーキ好きのおなご」にしてしまっていいのか…など。
順番を待つ私の脳内はMAXフル稼働です。

でも、ある時閃きました。
「えびフライ」って、めちゃめちゃちょうど良くないか…ということに。

揚げものというジャンルによって「あ、いっぱい食べる子なのかな」「食べるの好きなのかな」みたいなわんぱくな印象も与えつつ、程よく可愛らしい雰囲気も出せるなんて、凄くないですかこの食べ物は。

同じ揚げ物でも「えびフライ」だけがもつ可愛さがあると思うんです。
まず文字にした時の字体の丸っこさ。かわいい。
茶色の衣に包まれながら、ちょこっと赤い尻尾を出してお洒落してるのも、リボンを着けてるみたいでかわいい。
「私、同じフライでもえびフライですから」って声が聞こえる気がします。
それなのに、お子様ランチでのフォーメーションは、フォルムの都合上ハンバーグやオムライスの傍らにそっと添えられてしまうことが多いのも、なんだか不憫で愛おしくてかわいい。

そんなことを考えて、一時期好きな食べ物を「えびフライ」としていた私ですが、27歳になった今の私が出す解はこちらです。

・1位 カレー
・2位 餃子
・3位 家系ラーメン
※上記に必ず「甘党です」という情報も添えます。

情報を複数重ねるズルい大人になってしまいました…
そしてえびフライはいなくなった…
でも、本当に好きな食べものを言えるようになったことは成長ポイント!!
偉い偉い!!

こんなことを常日頃考えては、少し人の目を気にしてしまうイマイです。
いつか私から見えるえびフライと同じぐらい、自分に自信をもって、ありのままの己を丸ごと愛せるようになっていきたいものです。

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