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男はある日突然チャーハンを極め出す

前回のあらすじ;
ウルグアイに、神はいない。
現在地;ウルグアイ


俺の必殺チャーハンが火を吹くぜ

物価の高さに打ちのめされたウルグアイではパンとインスタントラーメン、そして自炊をメインして生き延びていました。

「ある日突然男はチャーハンを極め出す」とはよく言ったもので、学生時代に極めたチャーハン作りはこんなところでも活きています。

モンテビデオでの滞在最終日、宿で大量に作ったチャーハンをおにぎりにして移動中のご飯にする作戦を実行しました。

野宿中の夜ご飯にしたチャーハンおにぎり
パラパラすぎて崩壊してたけど冷めても美味い

バス停での野宿を一泊挟んでモンテビデオから180km進み、ウルグアイ南西部のコロニア・デル・サクラメントに到着。

17世紀からポルトガルとスペインとの間で激しい領有権争いが繰り返された結果、街並みや建物に両国の特徴が混在しているというまさにコロニアルな場所とのこと。
街全体が世界遺産に登録されています。

そんなことを言われたところでポルトガルもスペインも行ったことないのでチンプンカンプンですが、なんだかこれでどっちも行ったことあるツラができそうなとてもお得感満載の街なのかもしれません。

なんだか超それっぽい城壁がありました。

テンションがブチ上がってしまったので2泊してじっくりお散歩を堪能することにします。

謎の太鼓の音が鳴り響く場所にいたお兄さん。
「カンドンベ!カンドンベ!」みたいに言ってくれて色々説明してくれたものの、マジで理解できなかったので「あぁ今日カンドンベの日なん?アツ!(笑)」みたいにやり過ごしました。

宿に着いた後に調べてみると、カンドンベってウルグアイの伝統の音楽のことらしいです。
なるほど、ということはあそこはカンドンベサークルの部室的な場所で、あの時は何人かでカンドンベの練習をしていて、それを仕切っていたお兄さんはカンドンベリーダーだったってことだな?

残念ながら全然カンドンベの日ではありませんでした。でもカンドンベの一端を垣間見ることができて良かったです。次に来た時こそは全員でカンドンベできたらなって思います。そして大衆をカンドンベ無しでは生きられない身体にしてやりたい。


6月の初めで街の紅葉は真っ盛り。
クラシカルな建物や街並みと完璧に調和していて、なんだかよくわからんけど心にグッと来る。

宿に居合わせたエミリーと少し一緒にお散歩をして、綺麗なオレンジの髪色が紅葉と相性抜群だったので被写体になってもらいました。

「もっとカメラを睨みつけるように!」
の要求に対して100点満点の表情。

プラタナスの街路樹
石畳の通りと淋しげな犬
通りのすぐそばにはラ・プラタ川
視界不良で絶対車検に通らない車

宿では同じ宿泊客のイニさんがとても良くしてくれて、友情のしるしとしてお手製のポストカードをくれました。

写真がアメリカの犯罪者が逮捕された時に撮るやつ(マグショット)すぎるだろというツッコミが聞こえてきそうですが、イニさんは別にちょっと変人なだけで犯罪者ではありません。

イニさんの仕事場

イニさんは画家兼写真家です。
宿の隅っこで一日中黙々と点描画を描いているのを見かけて、その狂気じみた集中力とアートの緻密さに思わず「ワオ」と声を漏らしてしまったのがきっかけで仲良くなりました。

モンテビデオからこの街に来たのが3ヶ月前、それ以来この宿のこの場所でひたすらずっと絵を描いているそうです。
家でやればいいのに…
(聞くに、奥さんと喧嘩して逃げてきたらしい)


フェリー乗り場

コロニア・デル・サクラメントはそんな感じ。

コロニア・デル・サクラメントと次なるアルゼンチンの首都ブエノスアイレスはラ・プラタ川の広い河口で隔てられていて、距離が50kmも離れているのでフェリーが運航しています。

難なく自転車をフェリーに積み込み、

ラグジュアリーめな客室で優雅に過ごし、

たまにデッキで気持ち良い風を浴びて、

ブエノスアイレスの街が見えてきました。

次なるアルゼンチンでも無事に旅が続けられますように。

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