本日 天気晴朗ナレドモ 浪高シ
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さて、夕方過ぎにトロントに着いてまずはそのまま空港泊。たぶん人生4回目くらい。
深夜の空港の雰囲気ってすごく好き。
ひっそり静まり返ったロビーと、そこらじゅうに横たわる旅行者が世紀末を思わせてくれるから。
今回は若い女性の空港職員3人が暇つぶしにTikTokのダンス動画を撮影していたのがめちゃくちゃ最高だった。


『本日 天気晴朗ナレドモ 浪高シ』
これは日露戦争中に大勝利を収めた伝説の日本海海戦において、出撃する時に海軍の偉い人が打った電報の文言らしい。
"視界が良くて波が高い(日本軍に有利な条件)ので、勝機めちゃくちゃありまっせ!"みたいな意味。
昔じいちゃんが水泳の大会に出発する前に毎回聞かされてたから覚えた。意味もじいちゃんが教えてくれたっけな。でもなんか別に雨の日でも全然言ってたなあいつ。あと競泳で波あったら泳げねえだろ。けんじワールドか。
…というほっこりエピソードをこの時ちょうど思い出したので、気合いを入れる意味で出発する時に唱えてみた。縁起もいいし。波ないけど。


トロントは特に用があって来たわけでもなかった(ナイアガラの滝からアメリカに入国したかった)けど、一応トロントの市街地にも行ってきた。空港から25kmくらい。


トロントにはリスとカナダグースがめちゃくちゃいた。かわいい。急に飛び出してくるから結構危ない。
「夜はアライグマ多いから気をつけて、噛むよ〜!」って前トロントに留学してた義姉が教えてくれた、けど一回も見なかった。

トロント市街地はものの20分くらいだけプラプラして、あとはオンタリオ湖沿いの道をナイアガラの滝方面に向かってひたすら走る。
ランニングしたりロードバイク漕いだりピクニックしたり犬の散歩したり、トロントの人たちが思うままに過ごしててとてもいい雰囲気。水辺沿いを進むのは超気持ちいい。


物価調査も兼ねてセブンイレブンに入店。
パン2つとフォーのカップ麺で8カナダドル(800円ちょい)。
1カナダドルが108円くらいなので、やっぱり日本に比べると物価の高さがしんどい。早く脱出しなければ。

コーラ250円弱、クルミ550円

トロントから100kmくらい漕いだところで初日からちょっと地獄を見た。ネジの締まりが甘かったようで、キャリアが外れた拍子にディレイラーがグニャグニャになってしまったのです。
これが結構重症だった。
変速が決まらないならまだしも、チェーンがタイヤ側に外れてしまってペダルが回らない。手を汚したくなかったから自転車を5kmくらい押して公園へ。大体公園にはトイレがあるので手が洗えるだろうと踏んでの決断。
途中またコンビニでビールを買ってヤケ酒をキメた。
(カナダではどうやら公共の場での飲酒が違法みたいです。この後に知りました。くれぐれも真似しないでください。)

ビール1本330円くらい

超しんどかった

(そのまま公園で野宿した)
この時点でナイアガラの滝まであと60kmくらい。ディレイラーは完璧に直ったわけじゃなく、まだ微かにチェーンがシャリシャリ鳴ったり鳴らなかったりするけど、個人で無理やり修理したにしては上出来なレベル。あっぱれ自分。漕げるようになって本当に良かった。またやばくなったら自転車屋さんに持って行くことにする。


レストランの駐車場で休憩してたら、外の掃除をしていたママさんが「写真撮ってあげるよ!」と言ってくれた。
後ろには直線距離にして50km以上離れたトロントの摩天楼がうっっっっすらと見える。

(ミラーレスの400ミリ望遠レンズで撮影)

その後40kmくらい漕いでいよいよナイアガラフォールズ市に突入。
ナイアガラの滝をそのまま市の名前にしちゃうのかよ!と思ったけど、富士山にの近くにも「山中湖村」とかあるしなぁと思って妙に納得した。
郊外は結構田舎。
カナダ生活も2日目にして残りわずかなのでピザを食べた。ドリンクとセットで16カナダドル(1700円くらい)。贅沢すぎる!!



そしていよいよ大本命のナイアガラの滝。
カナダ側からしか見えない「カナダ滝」がもう大迫力で圧巻だった。日光の華厳の滝ではあまり感動しなかったけど、これはもうレベチ。地球のスケールのデカさに超感動した。
300mくらい離れたところにも水しぶきが飛んできてて、「シャワー浴びてえ〜(丸四日くらい風呂に入れていないので)」と思った。
滝の近くまで船で行けるようなツアーもあるようで、船に乗ってる人はみんな上下防水のジャケットを着て参加してた。たしかにあれはズブ濡れになるわ。
このあとはレインボーブリッジを渡ってアメリカのイミグレーションへ。




自転車ってどっちに行けばいいんだ…?と迷った末、自動車専用レーンを突き進んだ。
10台くらい並んでる車の列をすり抜けて先頭へ。
イミグレ職員のお姉さんに「自転車ってこのレーンで良かった?」って聞いたところ「Yeah, ノープロブレム!」とのこと。
荷物の検査とかはなく、「何日くらい滞在するの?」「自転車で旅してるの?クールね!」みたいなやり取りをしてサラッと入国完了。
今までのイミグレ職員の中でダントツに対応が良くて、しかもいろんなしぐさが可愛かった。
世界よ、これぞ、THIS IS AMERICAや。

カナダまとめ
滞在日数:3日
累計走行距離:213km
使った金額:53カナダドル(¥5,700くらい)

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