所有作品を紹介するぜ①
作家の端くれですが、他の作家さんの作品をコレクションするのも好きです。昔から細々と買っているのですが、所有作品が増えてきたので一部を紹介してみたいと思います。好みの作品の傾向は移り変わってはいるけれど、いまだに買って良かったな〜と思える作品ばかりです。
✩‧₊˚⊹₊⟡⋆˚⊹
①フリードリヒ・シュレーダー・ゾンネンシュターン
(プリント作品)

巨匠系(?)アウトサイダーアーティストだとゾンネンシュターンが1番好きで、確か25歳くらいの時に購入したもの。プリントなので安かった。自分が当時お世話になっていたギャラリーでシュルレアリスム系のグループ展があって、そこに出品されていて購入した気がする。
岩崎美術社の夢人館シリーズ6巻に掲載されているのでタイトルを見てみたら「Lochuder /1950」「宇宙神秘学の主任デーモン」と書いてある。宇宙神秘学の主任デーモン……

虹の自由
魂の故郷への危険な綱渡り
(すごい文言だ)

ゾンネンシュターンの描く人物って顔がヤバいし(ゾンネンシュターン本人に似てて怖いし)基本的にあまり部屋には飾りたくないが、このデーモンは間が抜けていてギリギリかわいいと思う。買った当時はメンタルがやられていて夢見が悪かったが、これを飾ってから何故かマシになった。しかしいまだにちゃんと額装できてない。
②網代幸介さん
(セラミック・ぬいぐるみ)


セラミックのお皿は清澄白河のondoギャラリーでの個展、ぬいぐるみは東急プラザ銀座の地下にかつてあったハンカチ屋さんで購入した。網代さんがハンカチ屋さんとコラボした際に開催されたミニ個展みたいな感じだった気がする。
オープンから出遅れてしまったので店頭に並んでいたぬいぐるみたちは既に完売していて、残念だなーと思っていたら、これから一体追加で納品される予定ですとのことだったので、現物を見ずに購入した(今考えたらめちゃくちゃ迷惑です、ごめんなさい。真似しないでください)後にご対面したらハンカチの端切れで作られた洋服を着ているとても可愛い子で嬉しかった。本棚に鎮座している。
③七菜乃さん
(写真)

写真作品は購入には至らないことが多いけど、この作品は所有したくなったので購入した。

旧Bunkamuraギャラリーの、アリスがテーマのグループ展で購入したような気がする…(多分…)白い靴下に黒いストラップシューズがハンス・ベルメールの人形作品を彷彿とさせるイメージで目に留まった。
七菜乃さんは真摯に一途に女体を撮影されている作家さんで、個人的に絵作りがすごく好き。女の身体を持っている人間だけの、抑圧から解放された小さな園、シンプルに美しいと思う。東京の家ではずっとバスルームの手前の脱衣室に飾っていて、現在の家にはバスルーム付近に飾る場所がないのでしっくりくる場所を探しているところ。
④荒川希さん
(オブジェ・ぬいぐるみ)


銀座ヴァニラ画廊での個展にて購入した。多分もう活動されてない作家さんだが、いまだにとても好きな作品たち。大人が持ってる救われない幼児性みたいなものとか、子供(成熟していない人間)が持ってるナチュラルな暴力性とか、そのどちらもが内包されている気がする。ベッドの上に吊るして飾っている。


⑤下村悠天さん
(絵画)


黄色の作品はSUNABAギャラリーのグループ展、グレーの作品は新宿眼科画廊のグループ展「ゆきどけ」で購入した。
当時は名前を存じ上げない方だったが、タイムラインに一枚目の黄色の作品が流れてきて、画像越しでも作品の引力が凄まじく、絶対これからスターになる人な気がする…と思って実物は見ずに通販で購入した(当時東京に住んでいたので、大阪のSUNABAギャラリーに行くのが難しかった)
そして実際にあっという間にスターになられてしまい買えなくなってしまった。あとからご本人に伺ったら、この作品が初めて売れた作品だったらしくなんだか嬉しかった。グレーの作品はグループ展の初日の夕方くらいに伺って、さすがにもう売約済みだろうと思っていたら残っていたので購入した。同じシリーズのオレンジ系の作品もあって、その作品もすごく良かったので買えば良かったな〜…といまだに後悔している…

⑥相川恵子さん
(絵画)

MEDEL GALLERY SHUが日比谷帝国プラザ2階にあった時に購入した。当時日比谷に近い銀座で働いており、休憩時間に徒歩圏内のMEDELでよく展示を見ていて、この作品も仕事の休憩時間に買ったと思う。
この時期の相川さんの絶妙な人物の崩壊具合が目に心地良くて、色味も好きだったので即決した。自分とはなんだろう?と問いかけてくるような作品。

⑦岩崎奏波さん
(絵画)


下北沢アーツでの個展にて購入した。いつか欲しいな〜と思っていた作家さんだったので、買えて嬉しかった。潔く紺色と白、キャンバスの地の色だけで描かれた、染め付けの陶器のような、タイルの壁面のような画面構成が素敵な作品。岩崎さんの作品は絵の中に独自の重力があって面白い。いつか大きな作品も欲しい。
⑧門倉太久斗さん
(絵画)

代官山蔦屋書店での個展にて購入した。今年前半の自分の展示があらかた終わって、もう疲れた!ご褒美になんか欲しい!!と思っていた時に一目惚れした作品。コンセプトも反骨精神に溢れていて素敵だったので、お目当てのピース猫が残っていて幸運だった。赤い壁にぴったりなので、パソコンを置いているデスクの後ろに飾っている。猫って本当に最高の生き物!
⑨MOYANさん
(絵画)


横浜人形の家にて開催されたグループ展“I Am Not Yet Here わたしは、まだ、ここにいない”でご一緒したMOYANさんの作品。メインビジュアルだし、人気の作家さんだし絶対買えないだろうな…と思いながらエントリーしたら、運良く私の元に来てくれました。めちゃくちゃ嬉しかった…!
離れて見ると写真にしか見えないのに、近づくと本当にただ油彩でざくざくと描いてある絵で脳が混乱する。落ち込んだりもうダメかもと思った日でも、目に入るだけでパワーが貰えるつよつよな作品。
✩‧₊˚⊹₊⟡⋆˚⊹
これで全体の半分くらいです。長くなるのでひと区切りします。すごく沢山お金を使っているように見えるかもですが、私が購入している作品は基本的に小品が多いので、ひとつひとつはちょっと良いコートを買うくらいの価格感です。服とか美容にあまりお金を使わないタイプなので、代わりに作品を買っている感じ…
在宅仕事なので家に居る時間がどうしても長くなりますが、好きな作品が目に入ると毎日ハッピ〜となります。自分の作品はあまり飾らないけど、売れてないデカい油彩は寝室に飾っています。


誰か買ってくれい
立体より平面作品が多いのは、自分は絵が描けないと思い込んでいるからです。餅は餅屋的な考え方で、自分がどう頑張っても生み出せないものが欲しくなってしまうんだと思う。絵が描けないと言うと、描けてるじゃん!と必ず言われるのですが、絵を描くことって自分の中で不確定要素が多すぎて、運が良ければ描けるかもしれないみたいな感覚なんです。自分じゃコントロールできなくて難しいから全然描けない、としています。(逃げずに描けや)
まだ紹介できていない作品が沢山あるので、近いうちに②も更新します。
