「何者かになりたい」高校生との会話できづいたこと
「何者かになりたい」
そう感じたこと、ありませんか?
周りと比べて焦ったり、
“自分にはこれといったものがない”と落ち込んだり。
それでも、どこかで「何かをつかみたい」と願っている。
過去の私そうでした。
そして、塾の生徒との何気ない会話が、
その気持ちの“優しさ”に気づかせてくれたんです。
「先生、私、何者かになりたいんです」
ある日、生徒がそんな言葉をぽつりとこぼしました。
その瞬間、私は少しドキッとしました。
——自分も昔、そう思っていたなって。
「わかる。でもね、けっこうみんな“何者でもない”んだよ」
私は少し笑いながら答えました。
「サッカーでワールドカップに出たとか、起業して成功したとか、
そんな“わかりやすい何者か”って、本当に一握りじゃない?」
「確かに…」
「逆にさ、社長で100億持ってる人がいたとして、
その人が本当に幸せかっていうと、そうとも限らないんじゃないかな?」
「そういえば私、いつでもハッピーな気がします!どんな場所でも」
「ほんとそうだよね。Aさんはいつもハッピーな感じがする。
そんなふうに“自分でハッピーになれる”って、実はすごいことだよ」
この生徒がすごいのは、
“欠けていること”より、“今ある幸せ”に目を向けていたこと。
「まだ何者でもない」不安より、
「今ここで笑えている自分」にちゃんと気づいていたんです。
私も「何者かになりたい」と思ってた。
転職して塾講師になったのは、
「個性に悩む人の支えになりたい」と思ったのがきっかけです。
でも、振り返ってみると、
それも“何者かになりたい”という気持ちの延長だったのかもしれません。
「人の役に立つ自分になりたい」
「誰かの支えになりたい」
——そんなふうに、自分の存在を確かめたかったんだと思います。
「何者かになりたい」って、悪いことじゃない。
でもよく考えてみると、
「何者かになりたい」
って、悪いことじゃない。
むしろ、それって人が生きていくための自然なエネルギーなんですよね。
誰かに認められたい。
もう少し前に進みたい。
自分にしかできない何かを見つけたい。
そんな気持ちがあるから、私たちは今日も頑張れている。
それでいいんだと思うんです。
だから、もし今あなたが
「自分も何者かになりたい」って感じているなら、
それはとても自然なことです。
その気持ちは、前に進もうとする証。
生きている証。
ただ、たまには少し立ち止まってもいい。
深呼吸して、今そばにあるもの、
自分を支えてくれている人たちに目を向けてみる。
そうすると、「もっと何者かにならなきゃ」と思っていた心が、
少しやわらかくなる瞬間があるかもしれません。
ぼくらはみんな、何者でもあり、何者でもない。
でも、誰かと笑い合えたり、支え合えたりしている。
——その瞬間こそが、本当は一番大切なのかもしれません。
あなたなら、「何者かになりたい」と言う高校生に、
どんな言葉をかけますか?
ぜひコメントで教えて下さい!
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