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AudibleとKindle Unlimited〜視覚優位に気づいた話〜

読書の分かれ道

本の楽しみ方が一つではなくなった今、私たちは毎日、静かに「読書の分かれ道」に立たされている。

Amazonの提供するAudibleとKindle Unlimited。どちらもサブスクリプション型の読書サービスだが、その性質は対照的だ。

Audibleは「耳で聴く読書」。プロのナレーターによる朗読を、アプリを通じて音声で楽しむことができる。月額1,500円で、ポッドキャストや聴き放題コンテンツなど、充実したサービス展開がされている。

特筆すべきはそのラインナップだ。Audibleには、話題の新刊小説やベストセラー作品が多数揃っており、文学作品に親しみたい人にとってはたまらない魅力がある。今まさに私も、お試し期間を利用してその世界を探索中だ。使いこなせるかはわからないけれど、せっかくなら、その終わりまではしっかり試してみたいと思っている。

一方、Kindle Unlimitedは「目で読む読書」。月額980円で、和書・洋書を含む200万冊以上の電子書籍が読み放題。目次やキーワード検索、ハイライト機能など、自分のペースで思考を深められる仕組みが整っている。

便利な時代だと思う。けれどその一方で、「どちらが自分に合っているのか」を迷い続けている人も少なくないのではないだろうか。
私自身もその一人だ。

音ではなく、目で読むという感覚

Audibleを初めて使ったとき、目を閉じても本が読めることに感動した。通勤時間、寝る前、料理中。まるで本が私に話しかけてくれているようだった。

けれど、時間が経つにつれ、少しずつ違和感が募っていった。集中が続かない。気づけば話はずいぶん先へ進み、戻したくなる。メモしたい言葉も、どこだったか思い出せない。

そして、あるときふと気づいたのだ。
私は、耳で聞けるよりも速いスピードで、いつも本を読んでいたのだ。

Audibleでは再生速度を1.5倍や2倍に上げることもできる。でも、それにも限界がある。私にとっては、情報を視覚で拾いながら、飛ばし読みしたり、前のページに戻ったり、ハイライトをつけたりするそのプロセスこそが、読書の心地よさだった。

だからこそ、耳から一文字ずつ受け取っていくような進み方に、どこかもどかしさを感じてしまうのだ。
なぜこんなに疲れるのだろう?――そう思ったとき、私はようやく自分の「読書スタイル」に気づいた。

私は音から理解するより、目で読んで考えたい人間だったのだ。

Kindle Unlimitedがもたらす「読みの自由」


Kindle Unlimitedは、そんな私にとって理想的な読書ツールだった。

・気になる箇所を飛ばし読みできる
・ハイライトやメモを残せる
・キーワード検索で情報を拾える
・ページを遡って、自由に思考を整理できる

それはまるで、本の中を「自由に歩く」ような感覚だった。足早に通り過ぎるところもあれば、立ち止まって何度も読み返す場所もある。本と対話するように読める。この自由さが、私にはとても合っていた。

Audibleの魅力もいろいろ


とはいえ、Audibleの良さを否定するつもりはない。特に今、お試し期間中だからこそ気づけた魅力もある。

第一に、ナレーターの声で作品が「生きた物語」になるということ。言葉に温度やリズムが宿り、文章だけでは気づけなかった感情に気づかされることがある。

そして第二に、取り扱っている作品のラインナップの豊かさ。Audibleには、小説、とくに最新作や話題作が数多く揃っており、「ちょうど読みたかった」本と出会えるのも嬉しい。

ただ、私の場合はやっぱり目で読む方が頭に残る。これは感覚の違いなので、正解はないと思う。だからこそ、自分にとっての「読み心地の良さ」を優先したいのだ。

「どちらがいいか」ではなく「自分に合っているか」


結局のところ、読書体験は人それぞれだ。

・聴覚優位で、声に集中できる人にはAudibleが向いている
・視覚的に情報を整理するのが得意な人にはKindle Unlimitedが合っている

そして、そのどちらでもない人がいても、まったく構わない。
大事なのは「周りが使っているから」ではなく、「自分にとって快適かどうか」。

そして今日も、私はページをめくる


私は今日もKindle Unlimitedで本を読む。目で追いながら、頭の中で言葉が広がっていくあの感覚が好きだ。

けれど、またいつかAudibleを使う日が来るかもしれない。今はまだ試している途中。聴く読書の世界に、私の心がぴたりと重なる瞬間が来るかもしれない。

読書には、いくつもの形がある。どれも否定する必要はない。
ただ一つ、「自分に合った読書」ができているか。
それだけを大切にしたい。

最後に

あなたにとって、本はどんなふうに寄り添ってくれますか?
読むことも、聴くことも、きっとあなたの力になります。
だからこそ、自分にとって最も心地よい方法を、見つけていきたいですね。

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