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魔改造した超再生受信機で久々に航空無線を受信

昔、製作して今は休眠状態だった超再生受信機でVHF航空無線を受信してみました。

私は超再生受信機を2台、電子工作キットを利用して組み立てています。

私が持っている超再生受信機ですがバリキャップ式の電子チューニング方式でVHF帯の航空無線が受信するような設計になっています。

市販のキットを利用した超再生受信機を個人的にかなり改造し、RFプリアンプを追加したり、12Vの低電圧電源で周波数の受信範囲も拡大したり、1N60のようなゲルマニウ厶ダイオードを活用してクエンチングノイズを減らしたりしています。

かなりの魔改造状態な超再生受信機。ゲルマニウムダイオードで音声信号を通過させて
クエンチングノイズを減らすことまでやった。
パッシブ式のLPFを追加すればもっとすごい性能に化けるが、その前にいじるのを止めた。
+5Vで動くRFアンプも追加して高調波対策と感度アップも実践

一種の魔改造のようなことを繰り返して完成させた超再生受信機の強者でした。

私が制作した超再生受信機はかなり改造を繰り返して機能を拡張したのですが、TR112というVHF帯のエアーバンドが受信できるラジオを購入してからは出番は減少してしまい、ほとんど休眠状態です。

最近、動作確認のために電源を入れて動かしたら、無事、動作して実際に民間航空機が通信をやりとりしているのを受信していて動作不良にはなっていませんでしたね。

超再生受信機の動作原理はD級アンプに近い

VHF帯の航空無線や144MHzのアマチュア無線を簡単な回路で受信できる超再生受信機ですが、動作原理はD級アンプにかなり似ています。

超再生受信機ですがUHF帯まで動作するトランジスタをクエンチング発振という一種のデジタルパルスを連続して発生させますが、クエンチング発振で連続発振しているパルスにVHF帯のアナログ信号を入力させて信号を合成させることでVHF帯のRF信号をオーディオと同じAF音声信号に変換します。

クエンチング発振と合成してアナログのオーディオ帯域に変換された音声信号の高音部分をローパスフィルターやゲルマニウムダイオードを活用して雑音を取り除いて音声を最適化して聴きやすい音に変換します。

D級アンプも内部で連続パルスを発生させた状態でオーディオ信号を半導体に取り込んで、出力段でローパスフィルターで雑音や高調波をカットしますが、超再生受信機と基本的に動作原理は似ています。

技術的に検証してみると超再生受信機とD級アンプの構成はかなり似通っていて消費電力も少なくて済む、というのもああ、なるほどな、となりますね。

昔は超再生受信機に関する電子工作の製作記事やキットも多かったが・・・

昔の電子工作の雑誌で『ラジオの製作』や『初歩のラジオ』で超再生受信機の記事は製作記事で多かったんですよね。

超再生受信機の記事が電子工作系の雑誌で多かった理由ですがUHF帯まで発振できるトランジスタが入手できれば比較的、簡単に航空無線を受信できるという特徴があったので余り費用がかからないで航空無線を受信できるというのがありがたかったので重宝されたのでしょう。

しかし、最近になって超再生受信機に関する情報は完全にロストテクノロジーと化してしまい、情報が激減してしまいました。

余りインターネットで検索しても超再生受信機の記事は出てこなくなりました。

なぜ、超再生受信機に関する情報が絶滅してしまったのか?というと、超再生受信機の製作に必要な同調用のバリコンやクエンチングノイズを減らすためのゲルマニウムダイオードの入手が難しくなったのもありますし、超再生受信機の肝になる部分のコイルの製作が難しい、という理由で敬遠されているのが原因です。

加えてDSPラジオ用の半導体が安価に入手できるようになったり、SDRラジオ技術などが進歩し、性能が悪い超再生受信機をわざわざ製作して作っても実用性に乏しい、という理由もあります。

AGCやスケルチも機能しない超再生受信機よりもDSPラジオの応用でスケルチやAGCも動作する中華製トランシーバーの『あかんやつ』などを受信改造して使った方がはるかにいい結果が得られるというのもあり、超再生受信機に関しては電子工作で製作している人も極めて少なくなってしまいました。

ほとんど超再生受信機を製作するのは実用ではなくて、あくまで趣味でしかないような扱いになっています。

とはいうものの何だかんだで超再生受信機を製作して動かしてみるとD級アンプの原理も分かるようになるので、決して無駄ではなかったな、とあらためて感じましたね。



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