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第5巻 福岡市:ハカタノカミの願い
博多の街は屋台の灯りと賑やかな博多弁で活気に溢れていた。
その中心に、いつも笑顔で食べ物に目がないハカタノカミがいる。
「よっしゃ、今日もうまかもんば届けたるばい!」と明るく声を上げる彼は、願いをグルメ要素たっぷりに変換するクセがあった。
この日の願い主は、翔馬という青年。
「家族ともっと楽しい時間を過ごしたい」
ハカタノカミはにやりと笑い、願いを叶え始める。
すると、翔馬の家の食卓に博多ラーメンや明太子、屋台の焼き鳥など、まるで祭りのようなご馳走が次々と並んだ。
「わあ、これはすごい…でも食べきれるかな?」と翔馬は戸惑いながらも嬉しそうに家族を呼んだ。
家族は久しぶりに賑やかな食卓を囲み、笑顔が溢れた。
しかし、ハカタノカミは最後にこう付け加えた。
「うまかもんは心も満たすばい。ただし食べ過ぎには注意せんとね!」
その言葉にみんなで笑い合い、温かな時間がゆっくりと流れていった。
翔馬は後で、仕事帰りに屋台を訪れて、地元の味にほっと一息ついた。
ハカタノカミはその様子を見て、満足げに手を合わせた。
「願いは叶えたばい。次はどんなうまか話が聞けるか楽しみやね」
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