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あと5分って言ったじゃん

 朝6時30分。
 目覚ましが鳴る。

 ピピピピピピ……

 私「……あと5分だけ……」

 ──目を閉じた。

 次に時計を見たら、8時46分。

 なぜ!?
 なぜなの!?
 5分って言ったじゃん!!

 ~第一章:人類と「スヌーズ」の終わらない戦い~
 目覚まし時計の「スヌーズ機能」──
 いわゆる、“数分後にもう一度鳴る”便利な機能。

 これに頼ってる人は多い。

 でも、気づいてしまった。

 あれ、人類をダメにする装置だ。

 ・5分ごとに「うるさい!」と止める
 ・そのたびに「あとちょっと…」と目を閉じる
 ・最終的に「スヌーズ慣れ」して無視する

 結果、10回鳴っても起きない人間の完成である。

 ~第二章:「5分」の魔力~
 不思議なもので、「あと5分」と思って目を閉じると、
 体感的には一瞬なのに──

 現実では90分経ってる。

 これ、物理学的に説明できないのだろうか。
“布団内時間加速装置”でも仕込まれてるのか。

 しかも、めっちゃ熟睡してる。
 寝入りの5分のくせに、起きたときやたら元気。

 じゃあ最初からそれ寝とけよ、自分。

 ~第三章:「目覚ましとの心理戦」が始まる~
 6時30分にセットされたアラーム。

 → 最初は素直に止める
 → でも次からは「枕の下に突っ込む」
 → それでも鳴るから「アラーム解除」

 そのあと布団の中で、

「……一応、体は起きてる」
「布団の中で考え事してるから、実質起きてる」

 起きてない。

 ~第四章:「夢と現実の境界線が消える」~
 ときに、夢の中でアラームが鳴ることがある。

 夢の中の私は、
 会社の会議室でスマホのアラームが鳴って慌てる。

「すみません! 音消します!あっ、止まらない!あっ!」
 → なぜかスマホが100個出てきて全部鳴る
 → パニック

 ──目が覚めた。

 そしてリアルでも鳴ってる。

 夢の中でアラームに謝ってる時間あったら、起きろ私。

 ~第五章:「もう間に合わない」が確定したときの開き直り~
 時計を見て、出発まで残り7分と気づく。

「もう……無理やん」
「そっか……今日、遅刻か……」

 この瞬間、人間は妙に冷静になる。

 ・朝食を作る→やめ
 ・化粧する→パス
 ・着替える→最速モード

 でも間に合わないと確信したとき、
“人生なんとかなるモード”に突入。

 ~第六章:「ちゃんと早く起きた日は寝坊より疲れる」理論~
 たまに、アラーム一発で起きる日がある。

 ちゃんと朝ごはんも食べて、
 化粧もして、身支度完璧。

 でも、なぜかだるい。眠い。
「……なんか、無理してる気がする」

 一方、寝坊して30分で家を飛び出した日は、
 アドレナリンでやたら元気。

 人間って、矛盾してる。

 ~第七章:翌日の“目覚まし警戒心”がMAXになる~
 寝坊した翌日。
 人は変わる。

 ・アラームを2個セット
 ・ベッドの外に置く
 ・最悪、スマートスピーカーまで動員
 ・「起きろって言って!!!」と命令する

 でも、3日後には元に戻る。

 そう、
 寝坊とは、繰り返すことで人を成長させない儀式である。

 結論:
「あと5分」は現実では2時間

 スヌーズは信じると裏切ってくる

 アラームは夢の中でも鳴る

 寝坊した日ほど妙に元気

 結局、寝たいときは寝るし、起きたいときは起きない

 ~最終章:それでも明日も「あと5分だけ」~
 今日もやってしまった。

 8時46分。
 完全に寝坊。
 上司に謝罪。
 タクシーで出社。
 昼休みにコンビニのスイーツで自分を許す。

 そして夜。

 布団に入りながらスマホのアラームをセットする。

「……明日はちゃんと起きよう」

 アラーム:6時30分
 スヌーズ:5分

 まったく学習していない。

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