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第7巻 神戸市:コウベノカミの願い
神戸の異人館が並ぶ坂道には、異国の風が静かに吹き抜けていた。
港町を愛するコウベノカミは、いつも洗練された姿で街を見守っている。
彼は願いを洗練された形に変換するが、その気取った態度と高飛車な物言いは、時に人を戸惑わせることもあった。
知美という女性が密かに願った。
「もっとおしゃれなイベントを成功させたい」
コウベノカミは優雅に指を鳴らし、街の中心に美しいライトアップと豪華な装飾を施した。
だが、そのあまりの華やかさに、一部の住民は「派手すぎる」と戸惑いの声を上げる。
知美は戸惑いながらも、参加者の注目を集め、イベントは確かに成功を収めた。
一方で、コウベノカミは高飛車な口調でこう言った。
「洗練とは時に大胆さをもって示すものだ。遠慮は無用だぞ」
その夜、知美は港のカフェで落ち着いた雰囲気の中、神様の意図を思い返していた。
「大胆さも必要かもしれないけど、みんなが楽しめるバランスも大事だな」
コウベノカミはそんな知美の姿を遠くから見つめ、少しだけ微笑んだ。
「私の役目は美を追求すること。だが、彼らの心も少しは理解したいものだ」
神戸の夜は静かに更けていく。
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