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第11巻 仙台市:センダイノカミの願い

 仙台の街は七夕祭りの準備で華やかさを増していた。
 センダイノカミはさっぱりした性格で、地元のずんだ餅をこよなく愛している。

 菜緒は自分の限界を知りつつも、新しい挑戦に不安を抱えていた。
「もっと自分に自信が持てますように」と願う。

 センダイノカミはふと笑みを浮かべ、ずんだの風味を少しだけ願いに加えた。

 その結果、菜緒の周囲には小さなずんだ餅の屋台が現れ、訪れる人々が笑顔で交流するようになった。

 不安な気持ちは完全には消えなかったが、菜緒は少しずつ心をほぐしていった。

「ずんだの甘さみたいに、少しずつ溶けていくんだな」と彼女は感じた。

 センダイノカミはそんな様子を見て、地元の味の力を再確認した。

「願いに少しの甘さを足すだけで、人の心は軽くなるものだ」

 その夜、優希と安奈も加わり、祭りの準備を楽しみながら地元の絆を深めていった。


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