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ogawanacci
第13巻 世田谷区:セタガヤノカミの願い
世田谷区の静かな住宅街の一角、カフェが並ぶ通りを見下ろす高台に、セタガヤノカミが姿を現した。
彼はクリエイティブ志向の神様で、願いを芸術的にアレンジするのが得意だ。
おしゃれで気取った雰囲気が漂うが、心は温かい。
晴哉は、最近自分の表現力に伸び悩みを感じていた。
「もっと感性を豊かにできますように」と願う。
セタガヤノカミは軽やかに手を振り、街の風景に色彩豊かな光のアートを浮かび上がらせた。
晴哉の周囲では、普段見過ごしていた街の細かな美しさが際立ち、刺激となった。
悠乃は自分のペースで進みながら、晴哉の変化をそっと見守る。
だが、セタガヤノカミのアレンジは少々過剰で、時には派手すぎて周囲の住民に戸惑いも生じた。
「まあまあ、芸術は時に冒険やで」と神様は気取って笑う。
晴哉は刺激を受けつつも、地に足をつけて自分の表現を模索し始めた。
セタガヤノカミはそんな彼の成長を、どこか誇らしげに感じていた。
「創造の世界は広く深い。焦らず楽しむがよい」
夕暮れの世田谷は、芸術の息吹でほんのりと輝いていた。
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