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【引き算のマネジメント】あなたの“最もスコアが出る距離”はどこか?|「近づくほど有利」という幻想

はじめに|ゴルフは「近づけるゲーム」ではない

前回の記事では、

・「とりあえず前へ」というレイアップが危険な理由
・刻む時こそ目的地を決める重要性

についてお伝えしました。

しかし、そこで一つ疑問が残ります。

「では、どこへ刻めばいいのか?」

実は、この答えを持っている人は驚くほど少なく、多くのアマチュアはその場の感覚だけでクラブを選んでいます。

例えば、残り230ヤード。

グリーンは狙えません。

そこで、

「できるだけ前へ運ぼう」

と考え、7番アイアンで150ヤード打った結果、残り80ヤード。

一見すると成功したように見えます。

しかし、その80ヤードが自分にとって最も苦手な距離だったらどうでしょう。

トップ。

ダフリ。

寄らない。

結局ダブルボギー。

このような経験は、多くの方にあるはずです。

実はゴルフでは、

「グリーンに近づくこと」より、「自分が最も得意な距離を残すこと」

の方が、スコアは安定します。

経営でも同じです。

売上だけを追いかける会社より、

自社が最も利益を出せる市場へ資源を集中する会社の方が、長期的には強くなります。

ゴルフも、

「あと何ヤード近づけるか」

ではなく、

「どの距離を残すか」

で考える競技なのです。

今回は、私がラウンド中に必ず実践している「引き算のマネジメント」を紹介します。


■第1章|「近いほど簡単」は思い込み

ゴルフを始めた頃、

私も

「グリーンに近いほど簡単」

だと思っていました。

だから届かない時は、

少しでも前へ。

少しでも近くへ。

それが正解だと信じていました。

しかし、スコアを記録し続けて気付いたことがあります。

近づけば近づくほど、難しくなる距離が存在する。

例えば、

50ヤード。

60ヤード。

70ヤード。

この距離は、

フルショットでもなく、

アプローチでもありません。

振り幅を調整し、

距離感を合わせ、

インパクトを緩めず、

高さもコントロールする必要があります。

つまり、

感覚に依存する割合が非常に高い距離なのです。

一方で、

100ヤード前後のフルショット。

これは、

いつものスイングをするだけです。

余計な計算も、

振り幅の調整も必要ありません。

多くのアマチュアにとって、

100ヤードの方が、

60ヤードより簡単なのです。

つまり、

「近い=簡単」ではありません。

「自分が打ちやすい距離=簡単」なのです。


■第2章|あなた専用の「得意距離」を見つけよう

ここで一つ質問です。

あなたは、自分が最も寄せられる距離を知っていますか?

意外かもしれませんが、

ほとんどのアマチュアは知りません。

しかし、

この距離が分かるだけで、

コースマネジメントは劇的に変わります。

私がおすすめしている方法は、とてもシンプルです。

練習場で次のテストをしてください。

✓ PWを10球

✓ AWを10球

✓ SWを10球

それぞれ、

フルショットで打ちます。

そして、

次の3項目を確認してください。

□ 左右のブレが小さい

□ キャリーが安定している

□ 高さが毎回ほぼ同じ

この3つが最も安定したクラブこそ、

あなたの

「コア距離」

になります。

例えば、

PWで100ヤード。

AWで85ヤード。

SWで65ヤード。

この中で最も安定していたのがPWなら、

あなたが優先して残すべき距離は100ヤードです。

重要なのは、

一番飛ぶ距離ではありません。

一番再現性が高い距離です。


■第3章|「引き算」でクラブを選ぶ

得意距離が決まったら、

考え方は非常にシンプルになります。

例えば、

あなたの得意距離が100ヤードだったとします。

残り230ヤード。

ここで考えることは一つだけです。

230−100=130

つまり、

130ヤード打てるクラブを持ちます。

これだけです。

「少しでも前へ」

ではありません。

「一番飛ぶクラブ」

でもありません。

100ヤードを残すために130ヤード打つ。

これが引き算のマネジメントです。

この考え方になると、

レイアップは

"妥協"

ではなく、

戦略

へ変わります。


■第4章|期待値で考えると答えは変わる

ここで、

2人のゴルファーを比べてみます。

AさんBさん残り距離230yd230ydレイアップ150yd130yd残る距離80yd100yd寄せワン成功率20%50%大ミス率30%10%

Aさんは、

少しでも前へ進みました。

しかし、

苦手な80ヤードが残ります。

一方、

Bさんは100ヤードを残しました。

グリーンには遠くなりましたが、

得意距離なので再現性が高くなります。

結果として、

18ホール終わる頃には、

ボギーの数はほぼ同じでも、

ダブルボギー以上の数が大きく変わります。

スコアを作る人は、

最大飛距離ではなく、期待値でクラブを選んでいるのです。


■第5章|今日からできる「得意距離チェック」

最後に、

ぜひ一度やってみてほしいことがあります。

【あなた専用マネジメント作成シート】

□ PWを10球打つ

□ AWを10球打つ

□ SWを10球打つ

□ 一番安定した距離を書く

□ その距離をスマホにメモする

□ ラウンド前に必ず確認する

たったこれだけです。

このメモがあるだけで、

コースで迷う回数は驚くほど減ります。

「あと何ヤード飛ばすか」

ではなく、

「あと何ヤード残すか」

という発想に変わるからです。


■まとめ|引き算ができる人ほどスコアは安定する

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✅ ゴルフは「近づけるゲーム」ではない

✅ 「近い距離」より「得意な距離」の方が期待値は高い

✅ 自分のコア距離を知るだけでマネジメントは変わる

✅ 現在地ではなく、ゴールから逆算してクラブを選ぶ

✅ 「あと何ヤード飛ばすか」ではなく、「あと何ヤード残すか」を考える

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80台や70台で安定して回る人ほど、「飛ばすこと」より「残すこと」を大切にしています。

派手な一打は必要ありません。

自分が最も自信を持って打てる距離を知り、その距離を意図的に残す。

その積み重ねが、18ホールを終えた時の5打、6打という大きな差になります。

次回のラウンドでは、ぜひ一度ご自身の「コア距離」を意識してみてください。

きっとこれまでとは違った視点で、コースマネジメントを組み立てられるはずです。


もし今回の内容が少しでも「これは使える」と感じていただけたら、「スキ」や「フォロー」で応援していただけると嬉しいです。

忙しい社会人でも再現できる
「崩れない設計」「スコアが出る考え方」
これからも実体験ベースで具体的に発信していきます。


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