全てのゴルファーに勲章を――心に響くエージシュートの話
こんにちは、ゴルフコーチのあやかっこです。
先日、長年ゴルフを続けているシニアの方から、心に残るお話を聞きました。
初めてエージシュートを達成した日のこと。
その語り口には、派手さはありませんでしたが、じんわりと胸に沁みるものがありました。
今日は、そのときの話を、そっと皆さんにもお届けしたいと思います。
◆ エージシュートって、なに?
エージシュートとは、
「自分の年齢と同じか、それ以下の打数で18ホールをまわること」
たとえば、72歳の方が72打以内でラウンドを終えたら、それが“達成”です。
数字だけ見ると地味かもしれませんが、
その一打一打の裏には、長い年月と、積み重ねてきた努力があります。
◆ 達成しても、誰も気づいてくれなかった
その方が話してくれたなかで、忘れられないエピソードがあります。
「最終ホールでバーディーを取って、スコアカードに“3”と書いた瞬間、
心の中で小さくガッツポーズをしたんだよ。
“いけた”って思って、胸がちょっとだけ高鳴った」
でも、その瞬間――
「誰も気づいてくれなかったんだ。
拍手もなければ、打ち上げ花火が上がるわけでもない。
同伴者たちはスコアカードをチラッと見るより先に、
『今日の温泉、混んでないといいなあ』なんて話を始めていてね」
そう言って笑うその表情は、どこか照れくさそうで、
でも、とても晴れやかでした。
誰に見られていなくても、自分では分かっている。
その数字が、どれほど自分にとって特別かを。
◆ 最大の敵は、スコアじゃなかった
さらに彼は、こんなことも教えてくれました。
「エージシュートの最大のライバルは、スコアじゃないんだ。
実はね……血圧とか、膝の痛みとか、尿酸値とか。
こっちの“コンディション勝負”のほうが、ずっと難しいよ(笑)」
思わず、こちらもクスッと笑ってしまいました。
でも、その言葉の裏には、年齢とともに変わる戦い方、
そしてそれを受け入れながら楽しむ姿勢がにじんでいて、
なんだか、とてもかっこよく見えました。
◆ エージシュートは、「静かに自分を認める証」
最後に彼がぽつりと語った言葉が、とても印象的でした。
「エージシュートはね、誰かに褒めてほしくてやってるわけじゃないんだよ。ただ、自分が自分を、ちょっとだけ認めてやれる気がするんだ」
誰にも見せない日々の努力。
スコアという たった一つの数字の中に詰まった、静かな物語。
それは、確かにそこにある“証”でした。
◆ 私の感想
この話を聞いて、私は胸がじんわりと温かくなりました。
エージシュートは、ただのスコアじゃありません。
誰かに見せるものでも、競うものでもない。
でも、自分だけは知っている。
どれだけの思いでゴルフと向き合ってきたか。
スコアカードに記されたその数字は、
静かに積み重ねてきた時間を、そっとたたえるように輝いているのでしょう。
それはまるで――
誰にも手渡されないけれど、確かに胸に残る、“勲章”のようでした。
この文章を読んでくれたあなたにも、
いつか、自分だけの“勲章”を手にする日が訪れますように!
そして私も――
その日を夢見て、今日もクラブを握りたいと思います。
まだまだ20代の・・・
あやかっこでした!
