郷土料理「かぼちゃだんご」
12月22日 冬至
ここは長野県松本市。
冬至の日と言えば、かぼちゃだんごを食べる。
このかぼちゃだんご、子どもの時は好きになれなった…
かぼちゃのモサモサ、だんごのモサモサ、あんこのモサモサ…
モサモサの相乗効果…
しかし、19歳で地元を離れ、大学を卒業して東京でプラプラしていた頃、当時関東に住んでいた兄夫婦の家に行った時に、
「これ『あやちゃんに』ってもらってきたよ」とお義姉さんがタッパーを渡してくれた。
松本の実家に帰省していた兄夫婦に、実家の母が預けてくれたらしい。
1人暮らしの自宅に戻り、タッパーを開けて食べてみた。
1年に1度だけ会っていただけの関係だったこの子が、なぜだかとても愛おしくてたまらなかった。
実家を出るまでの19回会っていただけだった。
大切には感じられなかった存在だったのに、ただの義務感だけで付き合っていただけの関係だったのに、とんでもなく幸せな象徴だったんだと気づいた。
母のはごろごろと大きなかぼちゃ、
固めで大きなすいとんだんご、
あまいあずきが合わさったものだった。
私は子どもがうまれてから埼玉に住んでいた。
母親になって数年経ったとき、ふと、このかぼちゃだんごが作ってみたくなった。
大人になってから異常にあんこが好きになり、買いおきしてあったゆであずきのパックを使って作ってみた。やっぱり小さな幸せの味だった。

子どもたちにも食べさせてみたものの、当時の私の反応と似たようなものだったと思われる。
地元に戻ってからは毎年実家の母が作ってくれている。
あんこ好きな長女と長男は喜んで食べている。
かぼちゃが苦手な長女だが、これは食べられるらしい。



ちなみに、かぼちゃ・あんこ嫌いな次女は食べられないし、三女にいたっては興味を示した試しがない。
実は、今年初めてきちんとレシピを調べながらオリジナルかぼちゃだんごを作成した。そんな話はまた次回。

そして、今年もまた母のかぼちゃだんごが食べられた。
なんて幸せなことなのだろう、ありがたいことなのだろうと実感している。

郷土料理は映える料理ではないけれど、今年もまた元気で家族そろって食べられた。そんな想いが引き継がれ、子どもには「これを食べると1年風邪ひかないんだよー」などと言いつつ、1年1年を大事に過ごしていくためのお料理なんだと思う。
また来年も一緒に食べようね。
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