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漫画家アシスタント移住物語  21   阿片博物館はど~かな?

 
《 写真上:有名なタイのリゾート、パタヤビーチをバックに撮影。沖には沢山のクルーザーやボートなどが停泊中。マリンスポーツを楽しむ人々が大勢来ているからです。ぶつかるんじゃなかろうかと心配になるほどです。 》
 
お薦め:古いですが「漫画家アシスタント物語・エントランス」もどうぞ!

 

 

           こりゃタイ編  その21

 
まず、今回はタイでも有名な観光地パタヤについて書きたいと思います。

が・・・・・・

パタヤはご想像の通り、普通のマリンリゾートで退屈なだけ、書くべきことはありません。

長い海岸線に多くのリゾートホテルが並び、その間には歌舞伎町の様に飲食街、バー、クラブが乱立・・・・そして、わがセブンイレブンにファミリーマートがここにも、あそこにもといった感じで並びます・・・・・・

別に日本の様に、風情のある宿や温泉があるわけでもないのに・・・・・・・・

とにかく世界中から大勢の観光客が遊びに来ます。

20年か30年前だったか、観光ラッシュで人口が急増し、汚排水による海水汚染、環境悪化で遊泳禁止にまでなっていたのが、今ではすっかり昔にもどった感じです。( やっと下水処理場ができたのか? )

どこもかしこも賑やかで、ありきたりな繁華街と変わりません。

私は、友人家族と共につまらないレストランのつまらない食事を摂り、つまらないホテルに泊まり、つまらなく1日をつぶしたわけです。

若いころなら、真っ白な砂浜を、海めがけて全力で走り・・・・・・・・

「 これだ~~ぁ リゾ~トだぁあああ~~っ!」
「 青い海! 白い砂浜! これが青春だ~~っ!」

なんて、叫びながら青い海へ飛び込む・・・・・・とか。

「 すッげぇ~ デ、デカパイ~ッ 美人ばっかり~~~ッ、ウッシシィイイイ~~~ッ! 」

・・・・ってなスケベ心丸出しで、金髪のビキニ姿のバストやヒップに見とれる・・・・とか。( 日本人の恥 )

しかし、67歳ともなると・・・・・・いくら白い砂浜でも、いくら青い海でも、いくらビキニでも・・・・・・たったの5分、外にいるだけで汗みどろのグダグダになってしまうわけで・・・・・・・・

すぐに自動車のエアコンをガンガン利かせてグロッキ~状態。

額の汗をハンカチでぬぐいながら・・・・・車内からガラス越しに海岸沿いのコテージやタイルが綺麗な遊歩道を見ると・・・・・・

若いタイ人女性を連れた欧米のジジイどもがアロハに白い半ズボン姿でゲタゲタ笑っている・・・・・・・・

複雑な気持ちで「 なんだか、ホントにつまらね~なぁ・・・・ここは 」などと日本語でボヤいても誰にもわからない。
 
 

タイのチェンライにある阿片博物館。リゾート施設みたいで、イメージと全然違う!2023年2月

 

阿片博物館のエントランスを入るとこんな感じ・・・・・テーマパークみたいです。

 

館内の廊下です。壁のオブジェは麻薬に苦悶する人間を表し、雰囲気を盛り上げます。

 

麻薬の中毒者たちの写真です。それはよいのですが・・・・・なんだか迫力がありません・・・・

 

阿片の吸引具が陳列されています。これ以外にも多くの吸引具が陳列されています・・・・・・・

   

興味深い中毒者の実物模型です。ホントに人が寝ているみたいに見えます。小道具は貧弱です。


 

すぐ上の写真の中毒者模型を右側の階段から見下ろせる。下にも窓があり別の模型を見られます。

   

階段の上部から窓をのぞくと上半身裸の中毒者模型がのぞける仕掛けです。ちょっと気になるのが‥‥どの人物もタイ人ではなく中国人なのです・・・・・中国人観光客が喜ぶのでしょうか?

 

たぶん100年ほど前の阿片窟を描いた絵画だと思われます。欧米人客に阿片を振る舞う。

 

館内にあるケシの実物です。この花に実がなって、その実の樹液から生アヘンが作られます。近くに監視カメラが見当たりませんでしたが、絶対に見張ってる人がいると思います・・・・・

 
 

さて‥‥‥‥

今回は‥‥ 2023年2月、チェンライの「 阿片博物館 」へ行った時の事を書きます。

今は、アメリカでフェンタニルっていう強力な麻薬で7万人( 2022年 )が過剰摂取で死んでるそうですが・・・・・・( 楊枝の先にちょっに付いた量で死んじゃうわけです )

これ、中国製だったものが、今ではメキシコから密輸されているわけですが、その原料はやはり中国産ということで、中国がらみの話なのが不気味なところです。

あれほど、アヘン戦争で欧米列強に苦しめられた中国が、今じゃ麻薬の原産国! ‥‥‥‥もっとも、麻薬の怖さと利用価値は熟知している様子。

アメリカの麻薬連邦捜査局による22年度のフェンタニル押収量は、約4トン。

これは、アメリカ人3億人の致死量に匹敵するそうですから、その深刻さがうかがえます。

私が2023年2月に訪れた「 阿片博物館 」にも、中国とゆかりの資料が沢山展示されていました。

平日だったからだと思いますが、見学者はまばらで閑散としていましたが、館内は近代的で資料も豊富、整然とディスプレイされていました。

ちょっとしたテーマパークの様に楽しい作りになっていますし、館内劇場では定時に10分ほどのドキュメンタリー映画が上映されていました。

阿片窟が昔はバンコク( 特にチャイナタウン )に沢山あったのですが、それも第二次大戦以降は、売春窟に変わり、今世紀からは商業施設に変貌しました。

展示物の中には、そうしたタイにおける麻薬の歴史がパノラマ模型になって展示されたりしています。

麻薬の吸引具やら、古い写真やら、製造や運搬に関する実物大模型やら・・・・見どころはあるのですが・・・・・・・

特に興味深いのが、阿片の吸引現場を実物大人形を使って再現している部屋です。

ご丁寧にも部屋を外から窓をのぞく様に見られる仕掛けになっています。

ですので、見物客は実際に背伸びして窓からのぞく様に中の阿片を吸う中毒者を実際に見ているように体験できるわけです。

この様な、展示物が二つ、それも、1階と2階に分けて外階段で昇り降りしながら見られるように展示されています。( 手の込んだ仕掛けです )

最後の見せ場は、マイケル・ジャクソンとかプリンスとか、有名人・・・・特に映画俳優や政治家(カーター、クリントン、ブッシュ、オバマ?)などの顔写真がズラリと並ぶ壮観な部屋があって、たぶん麻薬がらみの懲りない面々がさらされてるんだと思いますが・・・・・・

これだけ、大勢の超大物たちがズラリと並んでいると、なかなか見ごたえがあります。

外へ出る前に、展示物の陰気さとは逆に、明るいカフェがあって・・・・まるで表参道にある様な白を基調にした品のあるお店・・・・でも、とてもそんな気分になれそうになく・・・・・・・

早々に退散。

さて・・・・・

実は、この記事をアップする少し前、私は日本へ久しぶり( 4年ぶり )に一時帰国しました。

カミさんの母親と私の認知症の母親が寝たきりでいますので、私一人で4~5日だけの旅行です。

タイへ移住したのが6年前、4年前の一時帰国はタイの友人のお供で日本の温泉をちょっと案内しただけですので、プライベートでは実質6年ぶりの日本という事になります。

丁度、その頃、日本では広島のG7サミットがあって、少し飛行機の到着(羽田)が遅くなり、深夜1時以降、東京へ向かう交通機関がタクシーだけになっていて、ちょっと余計な出費になったのですが・・・・・・

この時、40分ほどのタクシー乗車時間中、奥さんが中国人だという中年の運転手氏と意気投合。 延々としゃべり続けてしまいました。

普段なら、他人とは一言もしゃべる事がないのですが・・・・・・ 日本語が使える事のうれしさなのか、のどが痛くなるほどよくしゃべりました。

ちなみに、この久しぶりの帰国の大きな目的は、「墓参り」なのですが・・・・・・・

そのお墓とは、3年前に亡くなった私の師匠ジョージ秋山先生のお墓です・・・・・・・

もう、70歳を過ぎた元先輩アシスタントたちとの再会と、その珍妙なお墓参りの顛末は・・・・・・

次回本編にて・・・・・・
 
 
 
 
                    《 2023年6月:ブログ公開 》

 
 
 

               「こりゃタイ編 その22」 へつづく・・・・

                      「その20」 へもどる‥‥
 
                   「もくじ・こりゃタイ編」へ‥‥
 
 
 
 
 
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