大学1年生 インド編(完結)~ダメな人たち(笑)~
~自分の半生を書いてみる~
サダル・ストリートの安宿。
そこには日本人が5人いました。
タケさん、ポンさん、野村さん、ノブ、タケル。
全員、長期滞在組。
3ヶ月の人もいれば、「何年いるかわからん」という人もいる。
この宿、本当に安い。
一泊50円。
日本円で考えると意味が分からない。
昼間は一人で街を歩き、
夜になると、誰かの部屋で毎日酒。
日本語が飛び交う。
それだけで安心する。
気づけば、私も毎晩参加していました。
「五味君、観光なんか楽しい?」
「朝から酒飲もうぜ」
そんな人たち。
最初は“ダメな人たちだな”と思っていた。
でも正直、
ちょっと羨ましかった。
特に宿を紹介してくれたタケさん。
インド滞在3年。
毎日のように酒を持ってきて、
「お金貸してくれない?」
いや、こっちももう残金ほぼ無いんですよ。
毎回断る。
でも、居心地がいい。
ふと我に返る。
夏休み初日から始まったこの旅。
もうすぐ9月。
大学が始まる。
財布の中は、1万円を切っている。
もう少し、ここに居続けることもできる。。。
でも、そう思った瞬間、
頭に浮かぶのは、おかんの鬼のような顔。
5日目の夜。
「明日、帰ります」
そう告げる。
ちょっとは惜しまれるかと思った。
でも返ってきた言葉は、
「じゃあ、その服くれよ」
「その荷物もいらんやろ?」
追いはぎか!?
彼女へのお土産まで持っていかれました。
気づけば、元々少なかったリュックはほぼ空。
でも不思議と、嫌な気持ちはなかった。
自分の服や備品が、また誰かの旅を続けてくれる。
そんな風に思えた。
これが、私の“深夜特急”。

世界を変えたわけじゃない。
何かを成し遂げたわけでもない。
でも確実に、
自分の中の何かは変わった。
帰国後、友人に言われた一言。
「めっちゃ痩せたな!!」
そう、1か月半で、マイナス15キロ。
ただし、帰国後。
おかんの飯が旨すぎて、
2週間でプラス20キロ。
人間は簡単に戻る。
でも、
あの夏だけは戻らない。
ちなみに、使用している写真は当時の写真ではありません
似たような画像をググっては探しています。
カメラは旅の途中でお金に変えたので
次はアーカム編か、
新婚編か。
また、気が向いたら書きます。
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