まだ力の差がここまであったか。。。でも、最高の時間でした
ブラジル戦、惜しくも1-2で敗退。
悔しい。
でも、それ以上に「いい試合だった」と思えた90分でした。
正直、試合前の私の予想は、希望を込めて2-3。
もし勝つなら、1-1で耐えてPK勝ち。
そんなイメージで見ていました。
結果は1-2。
いや、本当に強かった。
世界の頂点に立ち続ける国との差を、改めて感じました。
壁は高い。でも、その壁に本気で挑み、最後まで食らいついた日本代表を見て、「ありがとう」という気持ちの方が大きかったです。

ところが、試合が終わると毎回始まるものがあります。
SNSでの選手批判です。
これを見るたびに、せっかくの試合が台無しになってしまう。
もう本当にやめてほしい。
解説者気取りで、一つのプレーだけを切り取って選手を断罪する投稿。
匿名のまま好き放題言える仕組みだからこそ、余計に増えてしまうのでしょう。
極端な話ですが、実名で批判する覚悟がない人の投稿は見えなくなる機能があればいいのに、とさえ思ってしまいます。
今回も田中碧選手のロスト部分だけを切り取って批判する投稿が数多く流れてきました。でも、あの試合を本当に見ていた人なら、そんな単純な話ではないことは分かるはずです。
ブラジル相手に90分近く戦い続けるということが、どれほど過酷なのか。
伊藤純也選手も鎌田選手も、守備に追われ続け、交代せざるを得ないほど疲弊していました。
だから交代した。
それだけブラジルの圧力が凄かったということです。
当然、カードを切る度に攻撃の迫力は少しずつ薄れていく。
それでも耐えて、耐えて、耐えて…。
もしかしたら延長戦に入り、PK戦まで持ち込めた未来もあったかもしれない。でも、それはもう結果論です。
試合が終わった後に、
「俺ならこうしていた」
「日本はもっと選手を責めるべき」
「プロなんだから批判されて当然」
そんな言葉が次々と流れてくる。
見るたびに、本当に悲しい気持ちになります。
田中碧選手を日本で一番責めている人は、SNSの誰かではありません。
田中碧選手本人です。
トップアスリートほど、自分のミスを誰よりも理解しています。
誰よりも悔しく、誰よりも眠れない夜を過ごしています。
そこへ外野が石を投げる必要が、本当にあるのでしょうか。
今回の代表は、おそらく4年後も多くの選手が中心になります。
だから私は、過去より未来の話がしたい。
今回の経験をどう生かすのか。
あと4年で何を積み上げるのか。
どんな新しい選手が出てくるのか。
そんな話をもっと聞きたい。
負けた試合を何時間もかけて犯人探しするより、その方がずっとサッカーは面白いと思うのです。
心理学には「ルサンチマン(怨恨感情)」という言葉があります。
自分の人生への不満や劣等感を、成功している人や挑戦している人を引きずり下ろすことで埋めようとする心理です。
もちろん、すべての批判がそれに当てはまるわけではありません。
冷静な分析や建設的な議論は、スポーツにも必要です。
でも、感情をぶつけるだけの誹謗中傷や人格否定は違います。
それは分析ではなく、自分の感情をぶつけているだけです。
敗戦は悔しかった。
でも、それ以上に悔しかったのは、朝からそんな投稿ばかり目に入ってきたことでした。
日本代表は、世界の強豪相手に最後まで戦い抜きました。
私はその姿を忘れたくありません。
4年後、このメンバーがどんな景色を見せてくれるのか。
私はその未来を楽しみに待ちたいと思います。
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