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贅沢な5分間

シャワールームのお話。

日曜日は、サッカーの試合があります。
昼間は酷暑の為、夕方からスタートします。

16時集合、17時キックオフ。
ひとえに夕方と言っても16時はまだ暑い。ウォーミングアップもスロースタート。チームメンバーの足取りも重い。

ベンチは日陰だけど、いざ、ピッチに入ると西陽を全面に浴び、汗が吹き出します。水分をこまめに摂りながら、アップを済ませ、キックオフ。

おじさんのサッカーは、25分の前後半。そこまで長くは無いものの、それでも暑さからの疲労度は大きい。1試合動いてようやく終了。全身汗だく。

この汗を流そうと、着替えもそこそこに、サッカー場に備えつけのシャワールームに直行します。
ベタベタの服を脱ぎ、ビニール袋に突っ込む。顔と体が洗えるシャンプーと洗顔を持って、いざシャワーに向かう。

「5分100円」の投入口に向かい、100円玉を放り込みます。

全身を洗い流し、頭、顔、体と洗っていく。
あとは温冷浴ならぬ、「温冷シャワー」を浴びます。
走り疲れた体、特に足を一回冷やし、また温める。この繰り返し。3往復くらいしても、まだこのシャワーは止まりません。

「5分って、こんなに長かったっけ?」

ベタついた汗を流せて、体を洗い綺麗にしてくれて、なお、ケアもしてくれる。シャワーって、ほんとうに贅沢な気持ちになれます。

普段、5分をこんなに長く感じることはありません。
スマホでショート動画を見ていたら、5分なんて、数十秒に思えるくらい過ぎるのが速い。

時間を長く感じることって、贅沢なこと。

もっと、時間を大切にしよう。そんなことを、シャワーを浴びながら、感じていました。
シャワーを終えると、体を拭き、着替えをする。このまったり感は、どこか「プチ旅行」に来たような気持ちになれます。旅行先で、銭湯を見つけて、夕飯の後に入りに来たような気持ちです。

この贅沢さは多分繋がっています。
サッカー、夏の暑さ、疲労感、シャワーの爽快感、まったり感。
どれかが欠けても味わえない感覚なのです。

贅沢さって、お金をかけるのでもなく、良いものを買うことで得られるとは限らない。
今、目の前のことを、どう感じるか。
それだけで、贅沢さって得られるって思うんです。それは、時間を大切に感じた証拠かもしれません。

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