【巨大帝国・Amazon】『微笑みに隠された毒』
前略、ソファで惰眠を貪るお前さんへ
よぉ、俺だ。
土曜の夜、ソファに寝そべって、Prime Videoを観る。ポチれば、明日には欲しいものが届く。最高に便利で、最高に退屈な日常…。
だがな、その便利さを享受するために、お前さんが何を差し出しちまったか、考えたことはあるかい?
これは、俺たちの生活に深く、静かに食い込んできた巨大帝国・Amazonが仕掛けた、巧妙な手口の記録だ。

【事件ファイル①】広告まみれの楽園
最初の事件は、お前さんたちの楽園で起きた。これまで広告なしが当たり前だったPrime Videoに、ある日突然、広告が強制的に挿入されるようになった件だ。広告を消したけりゃ、追加でカネを払え、と。
これは、利用規約の「いつでもサービス内容を変更できる」という一文を盾にした、帝国の裏切りだ。ヤツらは、俺たちがせっかく月額料金を払って手に入れたはずの静寂を、一方的に奪い去り、それをまた俺たちに売りつけようとしてるんだ。
【事件ファイル②】お前さんの電波は、誰のものだ?
次の事件は、お前さんの家の中で、静かに起きている。Amazonのデバイスが、お前さんの許可なく、近所のデバイスと勝手に通信網(ネットワーク)を形成する「Amazon Sidewalk」機能の問題だ。
※これは主にアメリカでの話だがな。
今後もし日本でもこのサービスが本格的にスタートしたら…お前さんが金を払っているはずのWi-Fiの電波が、帝国のインフラのためにタダ乗りされてしまう可能性がある。「コミュニティのために」なんていうきれいごとの裏で、ヤツらは、俺たちの資産を静かに利用しようとしているんだ。
【事件ファイル③】お前さんの家に潜む、帝国のスパイ
そして三つ目の事件は、最もおぞましい。ヤツらは、お前さんの一番無防備な家の中に、すでに盗聴器を仕掛けている。
Amazon Echo(Alexa)が、お前さんが「アレクサ」と呼びかけていない時でも聞き耳を立て、会話を録音し、その音声データを生身の人間に聞かせている!?という噂だ。過去には、家庭内の会話を勝手に知人に送りつけちまったという、笑えねぇ前科もある。便利さの代償は、完全なプライバシーの放棄だ。
【事件ファイル④】騙し討ちのプライム会員登録
そして、四つ目の事件だ。こいつは、帝国の詐欺師としての一面を暴き出す。Amazon(帝国)は、ダークパターンの温床とも言われている。
ヤツらが、ユーザーを騙してPrime会員に登録させるためのダークパターンを使っていたとして、米連邦取引委員会(FTC)に訴えられた件だ。「購入確定ボタンを押したつもりが、いつの間にかプライムの『同意』ボタンを押させられていた」…そんな、巧妙に仕掛けられた見せかけのボタンのワナを、ヤツらは常習的に使っていた。最終的に、巨額の和解金を払って、その事実を闇に葬ろうとしたんだ。
【今日の教訓】帝国のルールで、生きるな。
いいか、よく聞け。ヤツらは地球上で最もお客様を大切にする企業なんて嘯(うそぶ)いているが、そんなものは建前だ。ヤツらにとって、俺たちはお客様じゃねぇ。帝国の繁栄のために富を搾り取られる、属州の民だ。
① 当たり前を疑え。
今、無料で使えているサービスが、明日も無料だとは限らねぇ。そして、有料で使っているサービスでさえ、ある日突然、その内容が改悪される可能性があることを、肝に銘じておけ。
② おせっかいを疑え。
お前さんのためと見せかけて、実はヤツらの利益のために、お前さんの資源が使われている可能性を常に疑え。
③ 帝国からの独立を考えろ。
全てを一つのプラットフォームに依存するな。ヤツらがいなくても生きていける強さを持て。

便利さに魂を売り渡すな。それが、この面倒くせぇ社会で、自由でいるためのたった一つの流儀だ。
…明日から、お前さんの目には、Amazonのあのロゴの矢印が、微笑みに見えるのか?それとも、全てを知った上で俺たちをあざ笑う、不気味なニヤリ顔に見えるのか?
この記事は、お前さんが思考停止から抜け出すためのキッカケだ。最終的にどう行動するかは自分自身で決めろ。過去ってのは消せねえ。だが、明日をどう生きるかはてめえで決められる。じゃあな!
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