「突然PCが文鎮化…富士通のWindows10デスクトップ、6月のUpdateで起動不能に」
「えっ、動かない…!」
先週の夜、いつものようにWindows Updateを待っていた多くのユーザーが、思わず息を呑む事態に見舞われました。
画面には「FUJITSU」のロゴ。そこから先へ進まないまま、PCが完全に停止——いわゆる“文鎮化”です。
富士通発表
何が起きたのか
2025年6月11日配信のWindows Update適用後、富士通製デスクトップ/ワークステーションの一部機種が起動しなくなったことが判明。BIOS/UEFIも立ち上がらないという重篤な症状でした。
富士通は6月13日以降、この該当Updateの配信を一時停止。
影響を確認された機種は、2015〜2018年頃のESPRIMOやCELSIUSシリーズなど。
● 2016年下期販売モデル:
• ESPRIMO D556/P
• ESPRIMO D556/PX
• ESPRIMO D586/P
• ESPRIMO D586/PW
• ESPRIMO D586/PX
• ESPRIMO D956/P
• ESPRIMO Q556/P
• ESPRIMO Q556/PW
• ESPRIMO Q956/MRE
• CELSIUS J550
• CELSIUS W550
● 2015年下期販売モデル:
• ESPRIMO D556/M
• ESPRIMO D556/MX
• ESPRIMO D586/M
• ESPRIMO D586/MW
• ESPRIMO D586/MX
• ESPRIMO D956/M
• ESPRIMO Q556/M
• ESPRIMO J529/FA
• ESPRIMO N529/FA
• CELSIUS J550
• CELSIUS W550
多くのユーザーが、「再起動しても ‘FUJITSU’ ロゴから進まない」「BIOSすら開かない」「CMOSクリアも効かない」といった事態に直面しました 。
なぜ起動できなくなるのか?
原因として、Secure Boot関連の「DBX(Secure Bootの失効証明リスト)」更新データが、PCに搭載されている記憶領域を超過してしまった可能性が指摘されています 。
つまり、Secure Bootのしくみを担う重要な部分の書き換えに失敗し、BIOSが起動不能になった可能性があります。
現状と復旧の難しさ
一部ユーザーの復旧例では、BIOSの書き換えやCMOSクリア(マザーボードのボタン電池を外すなど)が試みられたものの、一般ユーザーにはかなり難しい作業です。
富士通は続報を随時サポートページで公開するとしていますが、現時点では明確な復旧手順は出されていません 。
被害に遭ったら…どうする?
該当機種か確認を:公式リスト(ESPRIMO D556/Pなど2015–2018年モデル)に該当するか調べましょう。
Update停止を待つ:富士通が該当アップデート配信を停止済。勝手に再度配信されないよう様子を見ましょう。
BIOS復旧は専門家へ:文鎮化時の復旧にはBIOS書き換えや基板作業が必要なため、専門業者に相談を。
バックアップの再確認:起動できない事態に備え、重要データは外部へこまめにバックアップを取っておくことが大切です。
猫@医療情報技師が解説
「最新アップデートは便利だけど、時には取り返しのつかない事態を招くこともあるんです。今回のようなSecure Bootの破損は、通常のトラブルシューティングでは手に負えません。
特に医療現場のようにデータが命に繋がる環境では、常に事前バックアップとUpdateの慎重な適用が不可欠です。
一つアドバイスするとすれば、業務PCは自動Updateを無効にして、事前に人の目で確認できるようにすること。更新内容をチェックした上で、安全なタイミングで適用しましょう。
もし今回のようにPCが起動しなくなった場合、無理に電源を触ったりせず、専門のIT業者やメーカーに連絡することが最善です。
回復の希望はありますが、個人での対応はリスクが高いので、焦らず正しい手段を選んでください。」
