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徘徊、、、、

  • 朝から晩までフル介護。
     もう体力も気力も底をついた。
     「よし、特別養護老人ホーム、とりあえず申し込みだけでも!」

  • そこから怒涛の申込書祭り。
     気づけば20通。
     作文コンクールなら入賞レベル。

  • しかし――
     何週間たっても、電話は鳴らない。
     静寂。無音。

  • しびれを切らして包括支援センターに相談。
     すると、申し訳なさそうに言われた。
     「誰かが亡くならないと、まず空きません」
     「要介護3で、介助する家族がいる場合は…ほぼ無理です」

  • ……トホホ。
     じゃあ書く前に言ってほしかった。
     「申し込んだ方がいいですよ」って、あなた言いましたよね???
     責めはしない。
     しないけど――
     徒労感がすごい。


  • 夫が風邪で寝込んで以来
     目に見えて身体機能がガタ落ちた

  • 洗面所で歯磨き。
     立たせる。
     ……次の瞬間、椅子がガラッ。
     崩れ落ちる。
     もう立って磨くのは禁止。即、座位限定。

  • 冷蔵庫を開けた瞬間、後ろにゴロン。
     歩ける。でも、いつ転ぶかわからない。
     結果、常時付き添い。黒子のように、、、


  • ある朝、玄関のベルが鳴った。
     (出入りが分かるように、ドアにベルをつけた)

  • 「え?」
     「まさか…夫が外に???」

  • 布団から跳ね起き、寝癖全開のまま追いかける。
     ドアを開けて左右確認。
     ……いない。

  • 「え?」
     「あの足で?」
     「速くね???」

  • 下の階、駐車場、探索。
     いない。
     ホラー。神隠し????

  • すると――
     三階から声。

  • 三階へダッシュ。
     そこには
     Tシャツ+オムツ姿の夫

  • 娘の家へ行ったのだ
     ピンポンを鳴らされ、娘が一言。
     「お父さん、こんな朝早く何してるの?」

  • 夫、堂々と宣言。
     「九州の家に帰る」

  • ……ここ、東京。
     妄想?
     夢の続き?


  • こうして
     徘徊、始まりました。

  • 対策、考えないと。
     ほんとに。
     早急に。




 



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