【幽霊がいる町】ななと精神疾患
『幽霊がいる町』は三人の少女が織り成す愛憎劇を描いたホラー風味なノベルゲームです。
主人公の妹”なな”は姉の愛果に過剰な執着を見せる少女です。
ゲーム説明にもある通り、彼女は精神疾患≒発達障害を患っています。

ASDは対人関係に困難をもたらす、特定の物事に対し強いこだわりを発するなど、症状の強さによっては日常生活に支障をきたすことがあります。
作中でも病気に端を発する言動がいくつも出てきます。その例をピックアップして見ていきます…
精神が不安定

不安が強いと何も手が付かないこともあり、家族など親しい人への依存に繋がる。
学習障害が出るとは限らない

発達障害とはいっても必ずしも成績が悪いわけではない。知能テスト等で調べるとある作業に関しては突出して得意だったり、逆に極端に苦手だったりとバラツキが出やすい。
予想外の出来事にパニック

こうだと決めていた予定が崩れると激しいパニックに見舞われる。貧血や過呼吸などを一緒に患っている場合、最悪発作を起こして周囲を巻き込む事態になってしまうことも。
対人関係に難あり

対人関係に難があり失敗を繰り返すうち、外出そのものが億劫または恐怖の対象になることも。初対面の人と練習なしで会話するなんてほぼ考えられない。
騒音や人込みは苦手

人混みが苦手で静かな場所が落ち着く。ひとりでいるのが好き、というよりは「ある程度まとまったひとりの時間が欲しい、その間は邪魔されたくない」という感じ。
関心の有無が極端

自分と自分にとって大事な人以外は割とどうでもいいと思っている節がある。その「自分にとって大切な人」が大事にしているものであろうと、自分にとって興味なければ正直どうでもいい。
ななの症状や性質はP-chanⅡ自身の経験談や症状をある時は大袈裟に、ある時は控えめに書いたものなので、同じASDと診断された方全員に当てはまるものではありません。
中学生の時に常に気持ちが酷く落ち込む、吐き気が強いなどの兆候が出て心療内科を受診し、大人になってから対人関係に著しく難があるとされ、知能検査の末にASDと診断されました。そこで一生付き合って行かなければならない病気だと言うことも知りました。
(重度ではなく、通院や薬である程度は抑えられるので、大丈夫なことには大丈夫です。)
ただ『幽霊がいる町』をプレイして下さった方の中にも「ななが一番リアリティを持って書かれているように感じた」と言って下さる方がいて、持病には散々悩まされてきたけど、その日々も無駄にはならなかったな…としみじみと感じていたりします。
余談:SNS上で精神疾患があることを公表するのは
あまりオススメは出来ないけど、まあ別に構わないのでは?くらいに思っています。現に私もこういう記事を書いてますから。ただ不用意に言い触らすべきものでもないので、これ以降は二度と言及することはありません。
当然みんながみんな病気に対して偏見を持たず寄り添ってくれるとは限らないので、そこは自己責任で。何かあっても―例えば親しいと思っていた人が離れてしまったとしても―騒ぎ立てたり言い訳したり他人を責めたりしないこと。その程度の覚悟もないのなら初めから公表などしない方がいいでしょう。
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