延長の夏、日本の夏。
いつからだろう。
連日の『熱中症警戒アラート』に警戒しなくなった。夏休みに入っても、昼間は暑過ぎて子供達は公園に行けなくなった。
金鳥の夏、日本の夏。
蚊が最も活発に活動する気温は25℃〜30℃で、それ以上になると活動が鈍くなる傾向にあるらしい。
この事実を知り、私はある疑念を抱くようになる。
もう日本の夏は金鳥の夏ではないのでは?
金鳥蚊取り線香開発者であり創業者である上山英一郎氏も、まさかこんな夏がくるとは明治時代には夢にも思わなかっただろう。
今年の夏は例年よりも残暑が長引くそうだ。
気象庁によると、この暑さは10月頃まで続き、秋の訪れが遅れる可能性があるとの事。
延長だ。
日本の夏は、金鳥から延長の時代へと突入した。
もう今年は子供達の薄手の長袖を買わないと、ひそかに決めている。おそらく今年は半袖から突然の長袖へとなるだろう。買い足すのはロンTじゃない、きっとトレーナーだ。衣替えだって半袖を片づけたと思ったら、すぐにセーターを出す事になるだろう。
子供達が大好きなどんぐりも、落ち葉拾いも、取り急ぎ半袖でやる事になりそうだ。
毎日ぼ〜っと生きていて、色々な事を見落としたり忘れたりしている私。もしも近所にチコちゃんが住んでいたら、きっと5歳に毎日叱られていただろう。最近はもう全部夏の暑さのせいだと開き直って生きているけれど、だんだん心配になってきた。
私はすごい速さの秋に気づけるだろうか…?
しかし、このまま油断して、ぼんやり遅れてやってくる短い秋を迎えてはならない。虫刺され対策は秋こそ必要だ。金鳥は夏から秋へと変化したのだ。
ちなみに、地球上で最も人間の命を奪っている生物ランキング、栄えある第一位は…『蚊』。
夏らしく第二位は他でもない人間だという怖い話も付け加えておく。(なにやってんだよ、人間よぉ。)
延長の夏、緊張の秋。
日本の夏は、まだまだ始まったばかりだ。

#賑やかし帯 (いつきさん、いつもありがとうございます♡)
