見出し画像

ちびたの本棚 読書記録「ストーンサークルの殺人」M・W・クレイブン & 「警察・スパイ組織 解剖図鑑」加賀山卓朗♪akiraイラスト 松島由林

主人公ポーはイギリスの国家犯罪対策庁(SCA)の 重大犯罪分析課(SCAS)の刑事だ。
SCAのSCASってなんでしょう? いったいどんな組織かと思うが、要するにイギリスのFBIだ。うん、なるほどね。

事件が起こったのは、湖水地方カンブリア州に点在するストーンサークル。ここで次々と遺体が見つかる。
被害者の状態について残酷でグロテスクな描写が続いて少しひるむ。でも目を泳がせてココはサラリと読み進む。

ポーの好む捜査方法はアナログだ。そこにチームの最新の技術が加わり真犯人に迫っていく。

捜査が行き詰まる度、ポーたちは結び目を一つ一つほどくように謎を解いていく。ポーシリーズはこの緩急あるテンポがストーリーに複雑さと深みをもたらしている。ポーの直感がきっかけで分析官ティリーの情報が活きることもあれば、またその逆もある。

ストーリーもさることながら、この物語の魅力のひとつは「信頼と友情」だ。

天才的な頭脳を持つ同僚の分析官ティリーは、あることをきっかけにポーへひたむきな友情と信頼を寄せる。
秀でたものならではのティリーの孤独と、複雑な生い立ちからくるポーの孤独が、ふたりの間に年齢と性別を超えた心のつながりを生む。
ティリーのまっさらな心は、この世に生まれたばかりの仔犬や雛を思わせる。友だちのポーが「助けて」というならば、すぐにポーの所へ突っ走るからハラハラする。どんな危険な場所へもまっしぐらだ。

ティリーはアメリカのTVドラマ NCISの分析官アビーを彷彿とさせ、そのまっすぐな心と仕事に対する真摯な姿に思わず彼女を応援したくなる。

ちなみにM・W・クレイブンという作家を知ったのはこの本で↓

「警察・スパイ組織 解剖図鑑」
加賀山卓朗
♪akira
イラスト 松島由林

海外ドラマや映画でよく耳にするMI5って?MI6との違いって何?
わかっているようでも説明できない、そんなモヤモヤが一気に解決するガイドブックのような本だ。たくさんの映画やTVドラマ、小説が紹介されていて楽しい😊


いいなと思ったら応援しよう!