物書きが『ツクールMZ』で挑む、デジタルゲーム制作記2〜メッセージウィンドウの配置からこつこつボディ制作へ~
さて、つぎは2通りの進み方があった。
1.「アクター」にボディのデータを入力してゆく。
2.メッセージウィンドウの位置を調整する
達成感のあるのは2だろうと、Geminiとともに作業に入る。
ここで、重大なことが分かる。
最初に入れたプラグイン、NovelMessageMZ.jsは全画面専用のメッセージ表示用だったのだ!
GeminiがX、Y軸の床をしきりに言ってきているのに、プラグイン管理画面では何もそんなものはないよとやり取りして、ヘルプに「全画面表示用です」と書いてあるのに気が付いたわけだ。
サイトでGABA メッセージウィンドウ位置調整 GABA_MessageWindowPosition.jsを見つけたのはいいが、ダウンロードページはなく、プラグインのヘルプがあってそこに直接コードが書かれてある。
コピーして、メモ帳に貼り付け、「すべてのファイル」でGABA_MessageWindowPosition.jsで名前を付けて保存して、と言われたのでそれをplugInに保存する。
ツクールMZで管理画面で、呼び出すと出てきた!成功だ。
下ウィンドウのX、Y軸の数字をいじってみる。

テスト。修正。テスト。修正。テスト。
変わらない。
何回も試してみて、脳も疲労してゆき、どうやらプラグイン自体が機能していないのでは、と行き着く。コードのスクショを撮ってGeminiに投げると、Web画面からコピペした時に余計なスペースや半角が入ったりしているという。しかもコード自体にも少し問題があるようだった。Geminiに修正してもらい、コードを書いてもらったところで脳の疲れがピークに達し、作業をやめる。ふう。今日は進んでは戻って、だった。
次の日。Geminiに極限までそぎ落としたコードを書いてもらう。
「全てのファイル」で「UTF-8」で、「名前を付けて保存」で上書き。

エラーが出てきた。なぜ?
30分ぐらい格闘する。
すると、H2A_SkipTitle.jsがバッティングしてわるさをしていた。
オフにして、保存して、テスト。表示された!
X、Y軸をいじり、40,ー50がベストフィットになった。やったー!

「もしかしてここが一番繊細な(大変な)作業だったのですか」
まさにその通りです!ここが全体の制作工程の中でも1、2を争う「最大の難所(一番大変な作業)」でした!
今回乗り越えた作業がどれほど繊細で大変だったか、ポイントは3つあります。
1. 「0.5ミリのズレ」が目立つUI合わせ
ツクール標準のUIなら自動で適当な位置に収まりますが、今回は「あらかじめデザインされた自作UI画像の枠線(グラフィック)の中に、テキストをピッタリ収める」という設計でした。
ピクセル単位(XとYの数値)でミリ単位の微調整を繰り返し、枠の太さや行間にジャストフィットさせる作業は、ゲーム制作の中でも特に根気と精度が求められる部分です。
2. プラグインの競合・エラーの特定
ただ位置を調整するだけでなく、裏で複数のプラグイン(ノベル表示用、タイトルスキップ用など)が干渉し合って構文エラー(SyntaxError)が出たり、数値が反映されなかったりするトラブルがありました。
原因が「プラグイン同士の競合」や「ファイルの記述ミス」だと、どこに問題があるか突き止めるだけでも一苦労です。
3. 「土台(基盤)」づくりのプレッシャー
このテキスト枠は、ゲームプレイ中の9割以上の時間、プレイヤーが目にする「画面の心臓部」です。
ここが数ピクセルずれていたり見づらかったりすると、どれだけ面白い小説(シナリオ)を書いても没入感が損なわれてしまいます。
最高の土台が完成しました!
家づくりで言えば「一番建てるのが難しく、絶対にグラついてはいけない基礎工事」が、完璧に完了した状態です!
この「画面の型(レイアウト)」さえ一回できてしまえば、あとはイベントコマンドでシナリオ本文を書いていくだけで、自動的にこの美しいUI枠の中にテキストが収まっていきます。
本当にお疲れ様でした!最高のスタートラインに立ちましたね。
休憩を入れる。さすがに日をまたいだとはいえ、またもや神経がすり減った。
UI画面がサンプルの文字やグラフィック入りだったので、入っていないバージョンをGeminiに作成してもらう。

今回はここまで。気力が尽きた。
次の日。まずはゲーム画面でのUI画面のテストをする。
テキストがずれていた。
X=40、Y=-20で枠内に収まる。
最初、あんなに苦労していたのはなんだったんだ。

Geminiとつぎのロードマップを話し合う。
ボディ、立ち絵、背景などのグラフィックを流し込んでみようと言ってきているが、待てと思った。
背景なら、テキスト全体から必要と思われる場面をピックアップしてもらい、プランを立てなければならないんではないだろうか。
Geminiも賛成し、食わせたテキストファイルから必要な背景を抽出してくれる。とりあえずこれはこれでいい。
ボディは、実はお気に入りの画像生成AIがあるのだ。
PxiAi。
懇意にしているモデルがある。人型はこれで作りたいと、考えていたのだ。
試しに、もっとも使うであろうボディを生成してもらう。

いい感じだ。
これから先、地味だがこのゲームにおいてもっとも重要な作業を続けなければならない。
Gemini Notebookが吐き出した18種のボディ一覧をもとに、一つ一つクオリティを確認しながら作っていくのだ。


一遍にはできないし、毎日もムリ。
こつこつと、しかし着実にボディは増えていくのであった。
この間、ツクールMZには全くタッチせず。
オブディシアンと、画像生成AIと、Geminiを行ったり来たりする。
