一度やめた私が、それでも個人向け国債をおすすめする理由
私が投資を始めた頃に買った金融商品は、個人向け国債でした。
当時は「元本保証で安心」という点に魅力を感じて購入しましたが、正直なところ、運用していてワクワクする商品ではありませんでした。大きく資産が増えるわけではないため、その後は株式投資へと比重を移していきました。
それでも今振り返ると、個人向け国債には個人投資家だからこそのメリットがたくさんあります。

個人向け国債のメリット
普通の債券(社債など)と比べると、個人向け国債には次のような特徴があります。
* 変動金利型(10年)は、市場金利が上がると受け取る利息も見直される
* 1年経過すれば途中換金ができる
* 元本保証(※国の信用リスクはありますが、国が破綻しない限りは安全という意味です)
* 最低金利0.05%が保証されている
* 1万円から購入できる
また、一般的な債券は、金利が上がると債券価格が下がるため、途中で売却すると損失が出ることがあります。
(これは、金利が固定の債券では、新たにより高い金利の債券が発行されると、以前に発行された低い金利の債券の魅力が相対的に低くなるためです。その結果、市場価格が下がることがあります。)
一方、個人向け国債は市場価格を気にする必要がほとんどなく、安心して保有しやすいのも魅力です。
「増やす」より「守る」ための選択肢
私自身は、資産を増やすことを重視して株式投資の比率を高めてきました。
一方で、年齢を重ねるにつれて、「増やすこと」だけでなく、「守ること」の大切さも少しずつ考えるようになっています。
個人向け国債は、派手さはありません。
しかし、株式市場が大きく下落した際にも資産の目減りを抑える「暴落時のクッション」としての役割も期待できます。
つまり、元本の安全性や途中換金のしやすさ、金利上昇時に変動金利のメリットを受けられることなど、個人投資家にとって魅力の多い商品です。
資産運用は、「何が一番良いか」ではなく、「今の自分に合っているか」が大切です。
個人向け国債は、大きく資産を増やすための商品ではありませんが、大切な資産を守るための選択肢の一つとして、改めて考えたいと思います。
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