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pH9.9の美肌湯──地元にあった、知らなかった名泉

「宗像に、こんな温泉があったなんて。」

つい先日まで私は、地元にpH9.9という全国でも珍しい高アルカリ泉が湧いていることを知りませんでした。
温泉は好きですが、泉質や成分まで語れるほどの“マニア”ではありません。
せいぜい「お湯が熱い」とか「気持ちいい」ぐらいしか言えないタイプです。
そんな私が「やまつばさ」という施設の存在を知り、せっかくならお湯の“個性”をちゃんと感じられるようになりたいと思ったのです。


pH(ピーエイチ)って何?

温泉の成分表に必ず出てくる「pH」という数字。
これは、水の酸性・中性・アルカリ性を示す指標で、0〜14の範囲で表されます。

  • pH7 … 中性(水道水や純水)

  • pH7未満 … 酸性(数字が小さいほど酸が強い)

  • pH7超 … アルカリ性(数字が大きいほどアルカリが強い)

温泉法では、pH8.5以上を「アルカリ性温泉」と分類します。
…と書くと理科の授業みたいですが、これを知ると温泉のラベルを読むのがちょっと楽しくなります。


pH9.9はどれくらい特別なのか

「やまつばさ」の温泉はpH9.9
これは「強アルカリの美肌湯」と呼ばれる領域に迫る数値で、全国的にもそう多くはありません。
肌に触れた瞬間に感じる、ぬるっとしたやわらかい感触。湯上がりは指先までスベスベになり、鏡を見て思わず頬を触り、「今日の肌、なんだか上出来かも」と小さくニヤけてしまう──そんなお湯です。


温泉はアルカリ性だけじゃない

温泉の魅力はpHだけでは決まりません。含まれる成分によって効能や入り心地は大きく変わります。

<温泉の種類と特徴>

温泉はpH値や含まれる成分によって泉質が分類され、それぞれ
に特徴や効能があります。
下記に代表的な泉質とその傾向をまとめました。

  • 酸性泉 … pH3未満 : 強い殺菌力。皮膚病や水虫に有効。刺激強め。

  • 中性泉 … pH6〜7.5 : 刺激が少なく、長湯向き。

  • アルカリ性単純泉pH8.5以上 : 古い角質を落とし、美肌効果。肌すべすべ。※pH9.9の美肌湯はここ!

  • 硫黄泉 … pHは様々 : 独特の匂い。皮膚病・糖尿病・高血圧に。

  • 塩化物泉 … pHは様々 : 湯冷めしにくく、乾燥肌に良い。

  • 炭酸水素塩泉 … 弱アルカリ〜中性 : 毛穴汚れを落とし、肌をなめらかに。 


“知ってから入る”楽しみ

これまで私は、温泉に行っても「気持ちいい」で終わっていました。
でも泉質や成分を少し知るだけで、そのお湯がどんな力を持っているのか、どれほど珍しいのかがわかります。
それはまるで、通学路に隠れていたおいしいパン屋に気づくようなもの──知った瞬間から世界がちょっと広がります。

宗像に、こんな貴重な美肌湯があったなんて──
これはもう、肌で確かめに行くしかありません。
ってことで、さっそく今日行ってきます。

参考リンク

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