なぜ走るのか——フルマラソン、5時間30分の答え
noteの記事:なぜ走るのか——フルマラソン完走記
エッセイ・ランニング
なぜ走るのか——フルマラソン、5時間30分の答え
2025年読了目安 3分
「なぜ、こんなしんどい思いをしてまで走るんだろう。」——その答えを知りたくて、4年前、初めてフルマラソンに挑戦した。
42.195km完走距離
5h30m完走タイム
4か所家族の応援ポイント
当日、家族がコース上の4か所で待っていてくれた。沿道からの声、ボランティアのみなさんの笑顔。それらがなければ、きっとゴールはできなかったと思う。1人では絶対に完走できない——それが、走り終えて最初に感じたことだった。
ゴール手前、脚がつりそうになりながらも前に進めたのは、沿道の声援があったからだ。「がんばれ」の一言が、信じられないくらい力になる。
父として、見せたかったもの
あの年、二女は大学受験生だった。親として子どもに何かを伝えられる機会は、そう多くない。言葉ではなく、背中で見せたかった。しんどくても諦めない姿を。
「今年で最後にしよう」と思いながら、気づいたらまた申し込んでいる。
なぜ、走り続けるのか
この年齢になると、仕事で誰かに褒められる機会はめっきり減る。評価される立場より、評価する立場になっているから。
でも、マラソンは違う。ゴールしたとき、純粋に自分を褒められる。あの達成感は、何にも代え難い。日々の練習も、大会という目標があるからこそ積み重ねられる。目標、準備、段取り——シンプルなようで、人生に大切なことが全部つまっている気がする。
今年も抽選に申し込んだ。走れるかどうかはわからない。でも、その結果を楽しみに過ごせること自体が、もうすでに豊かな時間なのかもしれない。

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