家庭連合は安倍晋三先生の死に責任がある
安倍晋三先生の銃撃からまもなく1年、NHKとBS-TBSで旧統一教会の特集番組が組まれたようです。
いまの私の関心事は、教団の解散請求ではありません。
私が考える禊(みそぎ)は、4つあります。
①宗教法人格を返還し、韓国本部への送金を停止する。
②韓日祝福の日本人妻や祝福2世の人生を台無しにした過去を謝罪し、補償に応じる。
③教祖夫妻の命令が、いつも正しい訳ではなかった事実を認める。
④組織的な政治との関わりを停止し、信者の政治信念を尊重する。
日本人の価値観からすると、教団の不祥事があった場合にトップが謝罪するのは当り前です。
ところが韓国本部の意向を無視できない田中会長は、幾度となく訪れた謝罪の機会を逃しました。
今週リークした韓鶴子総裁の挑発的発言(戦犯国家と賠償責任、日本の政治は滅びる云々)が、日本社会の反発を招いたのは必然でしょう。
話は前後しますが先日、家庭連合の2世有志が主催する公開シンポジウムが開催されました。
有識者を招待して、日韓家庭の2世が実名で登壇する内容は大変良かったと思います。
教祖夫妻の発言がいつも絶対正しいのではなく、立場の違いを超えて歩み寄る大切さに気付いただけでも、開催の意義はありました。
ただ徳永弁護士の、「これからも日本の政治にコミットしたいのなら、歴史観をしっかり学んで云々」という講評には首を傾げました。
上述したように私は、今後教団も勝共連合も政治活動を自粛すべきだと考えるからです。
そもそも家庭連合が自民党と急接近した切っ掛けは、2009年の刑事事件でした。
あの時もまた解散請求されるのではと、戦々恐々としていたことを思い出します。
ところがそれだけの危機を通過しても、違法集金活動を悔い改めることはありませんでした。
のみならず教団は、「政治とつながりが弱いから摘発された」と総括し、積極的に自民党に守ってもらう(隠蔽してもらう)方針へと転換したのです。
その顛末が安倍先生の殺害であれば、まともな感覚ではこう考えることでしょう。
我々が教団の悪事を隠蔽するために自民党を利用したばかりに、かけがえのない安倍晋三先生を死に追いやってしまったのだと。
私は梶栗UPF会長が記者会見するまで、彼が責任を感じて自殺するのではと本気で心配していました。
ところが銃撃事件後、追い詰められた食口の反応は真逆でした。
殺害したのは家庭連合ではない、我々はむしろ風評被害を受けている!
真犯人は山上ではない、スナイパーを雇って安倍先生を殺し、勝共連合を潰そうとする黒幕を暴かなければならない!
マスコミ報道は悪意と偏見に満ちたものであり、共産党の陰謀である。愛国保守の我々が、こんな反対に屈してはいけない!
1年が経過して食口は、自らを顧みる冷静さを取り戻したのでしょうか。
安倍先生の死の責任が自分にあると考える食口がいるのなら、その方こそ真の愛国者だと私は思います。
ハーバード白熱教室のサンデル教授が、最近こんなコラムを寄稿していました。
我々は愛国保守を無条件で善きものと考えがちですが、本当にそうでしょうか。
リベラルの全員が売国奴であるはずもなく、愛国保守を掲げれば何をしても許されるのでもありません。
食口は戦時下の日本のような全体主義に染まっている、自覚があるのでしょうか。
結局家庭連合のしてきたことは、教団の悪事を隠蔽するために、食口の「愛国心」を政治利用したに過ぎません。
食口はこれからも日本国民として、投票して政治参加する権利はあります。
しかし愛国保守を免罪符のように掲げれば、全て忘れてもらえる程甘くはありません。
このタイミングでの韓鶴子総裁の音声リークを、恨めしく感じる食口が多いことでしょう。
しかしこの発言が昨日今日生まれた妄言ではないことは、信仰の長い食口なら誰でも知っているはずです。
真に問題なのは、韓国本部とのねじれを10年以上放置しておきながら、自民党に近付いた動機が教団の都合であった事実を忘れ、愛国保守を免罪符のように掲げる欺瞞にあります。
安倍先生の一周忌には、悔い改めという真の供養を捧げて下さることを願ってやみません。
