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世界の神話から~冬至の柚子からプロコフィエフへ~

田道間守が常世国へ取りに行った不老不死の非時香菓(ときじくのかくのみ)は橘だというが、柑橘類の柚子湯に入って健康を祈るという冬至の風習も、それを思えば納得出来るところもある。

ギリシア神話にも不老不死をもたらす「黄金のリンゴ」がある。が、実はこれはオレンジを指すという。

西洋では自明のことらしく、柑橘類から発見された抗酸化物質は、黄金のリンゴがあるヘスペリデスにちなんで「ヘスペリジン」と名付けられている。

古事記では橘、ギリシア神話や北欧神話では黄金のリンゴ=オレンジと、洋の東西を問わず古代に柑橘が不老不死をもたらすと信じられた訳だが、オレンジはインド原産で、そこから中国にも西洋にも伝わったらしい。
インドや中国、中東などにも柑橘の不老不死伝説がありそうだ。

日本とギリシアで類似の神話をよく調べると間の地域にもあったりするが、ネットで軽く調べても不明の為『国際昔話話型カタログ』を。

オレンジの話としてはオレンジから現れた娘が王子と結ばれるもの、治癒や蘇生の果実の話としては求婚時課題のものがある。どちらも欧州中東を中心に世界的に分布。

この『国際昔話話型カタログ』にある「3つのオレンジ」という伝説だが、改めて調べてみたら、プロコフィエフのオペラ『三つのオレンジへの恋』の原作とも言うべきものだった。
中学生の時に、ラジオで流れてたのを録音した覚えがある。

これがプロコフィエフ『三つのオレンジへの恋』の中でも特に有名な『行進曲』。

解説付きの動画。冒頭にストーリー解説がいくらか。あとはプロコフィエフの生涯の解説。

それにしても冬至の柚子湯から、プロコフィエフにたどり着くとは思わなかった。

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