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奥多摩にみんなの森を作る、”ミナモリ”プロジェクト#2

昨年に続き、奥多摩町の道のない里山に道をつくり、子どもたちが山や川とふれあう機会を増やすプロジェクト、「ミナモリ」。今年の冬も3回にわたって開催することになりました。

”ミナモリ”プロジェクトの目的

このプロジェクトは、ふたつの目的があります。

ひとつは、子どもたちがぶらりと入れる森をつくること。奥多摩町に住んでいても、案外好きなように入れる森がありません。というのも、山林のほとんどは私有地で、立ち入るには許可が必要だからです。
お寺や神社がふもとにある里山は、日常の延長で森に触れることができます。
梅沢地域に山を持つ濱野文夫さんの許可を得られて、この道づくりプロジェクトが実現しました。

場所は、奥多摩町梅田地区にある里山。古くから大切に守られてきたタブノキがシンボルです。

もうひとつは、水がめぐる森づくりです。山に道をつくることで、降った雨が土中に水が浸透し、その水が沢から川に流れて海へ行き、立ち上がった雲からまた雨が降る、そんな循環の一部となる森です。

まずは歩いてみて、感じる、考える

2025年2月9日(日)に、今シーズン2回目のワークショップを開催しました。大人が6名、子ども(4歳から11歳)が7名参加。今回は、奥多摩町にお住まいの方から、都心にお住まいの親子、奥多摩の山好きな方など、いろいろでした。

まずは、前回までに作った道を通って「落ち葉の広場」まで向かいます。
整備しているとはいえ、斜めになって歩きにくいところ、段差が大きくて乗り越えにくいところなどがあります。

わたしたちは普段、整備された平らな道を歩いています。なので何も考えなくても安全に、つまずくことなく歩けますが、山の道は自分たちで普請する必要があります。

歩きにくいと感じた場所をそれぞれ見つけて、階段を作ったり、平らに均したりします。

道の作り方はシンプル。

作業はとてもシンプルです。
杭を打ち、周辺の枝を集めて「柵(シガラミ)」を作ります。山側の土を直角に切りとって柵の上にかまぼこ型に載せます。
この段差の作り方で、階段を作ったり、道の路肩にしたり、道の山側が崩れないように土を押さえたりします。

道づくりの基本の形。この形を応用して、階段、路肩、土留めをつくります

この段差によって、降った雨がゆっくりと地面にしみこみながら川へと向かいます。水平な面をゆっくりしみこみながら移動し、段差を乗り越えて地面にぶつかって水のスピードが弱まります。
斜めで土が常に動いていると、種が落ちても植物が育ちにくいです。水平の面ができることで、植物が根付きやすくもなります。

杭も柵もすべて現地調達。周辺にあるものを使います。

はじめはまっすぐにならずにグラグラしていた杭打ちも、やっていくうちにどんどん上達していきます。子どもってすごい!

スコップで土を掘ったり盛ったりするのも楽しい。

歩きやすい階段や道が、ちょっとずつできていきます。

お楽しみのランチは、

御嶽駅近くのcafeモナカさんの特製カレー。スパイスから調合しているこだわりのカレーです。子どもでも食べやすいように辛みを押さえてあります。野菜のトッピングもカラフル。

トッピングは、ベニハルカフライ、ニンジンサラダ、ほうれん草×チンゲン菜、大根×ビーツ

午後は山頂をめざして山登り!


まったく道のないところを上っていきます。よーく見ると、うっすらと道らしきものがあります。動物たちが山の中を移動するときに使っているケモノ道。動物たちは崩れずに足元がしっかりしている場所を知ってるのです。
それが見つけられると、ぐっと歩きやすくなります。

急なところは四つ足になって。

今回は都心からの子どもたちも参加してくれたのですが、奥多摩っ子と変わらないくらいにしっかり登れていました。
歩きにくいところでは、小さい子を手伝ったり、遅れてくるひとに声をかけたり。連帯感も生まれていました。

最後は、その日に感じたことをイメージして、画にしてもらいました。

印象に残ったことを画に残してもらいました

次回は3/9(日)に開催

今シーズンは、あと1回開催を予定しています。次は3/9(日)。
詳細、お申込みはこちらのページから。

https://minamori2025.peatix.com/view

次回も、上って、下りて、探検しながら、”自分たちが必要な道”を刻んでいきたいです。目標は山の尾根まで道をつなげること!

これからも、降った雨が山に浸みこみ、沢に流れこみ、川につながるイメージがもてるような、そんな体験にしていきたいです。

森に入ることに慣れていって、ぶらりと歩きに来る子どもや、ふうっと息をしにくる大人が増えるといいなぁ、などと思っています。

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