シン世界を写真と言葉で旅する 「辺境への旅」
「辺境への旅」






















そのたった二つの事実を自分の目の前に並べて眺めただけでも
ここは間違いなく宇宙の片隅、辺境の星でしかない


また宇宙の誰かが、僕にそう言わせている




さらに著名なSF作家の随筆の一説を思い出した

空は星で埋め尽くされている


空全体が輝きだした
空が隙間なく星の輝きで埋め尽くされた
ように見えた


何か大きな大きな深遠な宇宙の本質に包まれた

自分は遥か遥か昔に、遠い遠い星の住人だった
今と全く違う姿、言語、テクノロジー、自然環境の中にいた

とてもとても遠いところにいる
時間も空間もはかり知れないところにいる



バスの中の人々が遠い星の異星人に見える

目に入る皮膚のしわ、髪の毛、ひげが獣じみて見える










それをはっきりと確信する

バスに乗り合わせた人たちもみんなそうだったんだ
みんな何度も生まれ変わりながら虚空を彷徨う孤独な魂の持ち主なんだ

お互いをそんな風に温かいまなざしで認め合うべきなんだ

とてもとても遠いところまで来てしまった


