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もしもの話

外国語で「もし…だったら、〜だ」の構文は意外と難しいものだ。
それまで習ってきた「りんごが机の上にある」という現実の世界から、「もしりんごが机の上にあれば」という話し手の頭の中の世界に変わると、動詞の活用が云々と言う話になり、活用次第では現実の話にも空想の話にも受け取れるようになってしまう。苦手な文法項目の1つである。

さて、私のもしもの話をしてみよう。
「もし私が非障害者だったら」…
非障害者になりたいと思ったことはないが、なったらやってみたいことはある。
その一つが料理である。

若い頃はもう少し体が動けていたので、時々ではあったが料理はしていた。
女の子にありがちなお菓子作りに始まり、ちょっとした惣菜ぐらいは作れた。
せっかくなので、ひとつ気に入ったレシピを挙げておこう。これからの寒い季節にぴったりである。

好きな野菜で野菜炒めを作る。きのこなど入れるととても良い。味付けは塩胡椒。そこに水を足し、しょう油とごま油で味を整え、片栗粉を入れて餡を作る。
その傍で湯豆腐を作る。
どちらも出来上がったら湯豆腐を皿に載せ、先程の野菜あんかけを湯豆腐にかける。
以上、とても簡単で体が温まる。

私は料理番組を見るのが好きとまではいかないが苦手でもない。観ながら、あーでもない、こーでもないなどと言うのが割と好きだ。そして私ならこうするなんて言うアイディアも出る。
出先で食べたもの・買ってきたもの、どうやったらこの味が出るのか考えるのも結構好きだ。

逆に母は料理が好きではない。彼女はそもそも食べることにあまり興味がなく、毎日同じでも良いと言うし、外食にしても、惣菜を買うにしても選ぶのがめんどくさいと言う。
だから、一緒に食べに行っても毎回同じメニューである。とりあえず、食べボケにはならないかもしれない。
一方、私はしばらく前からメニューを調べ、当日レストランに入ってからもメニューを眺め、選ぶ過程を楽しんでいる。この次はこちらを食べよう。その次はあちらなどと考えるのが好きだ。

よく言う「食いしん坊」というやつである。
周りを見てみると食いしん坊の人は料理をする。また料理スキルもアップしていく。

もし今日、今、何かを作って欲しいと頼まれたら何を作ろうか。
煮込みハンバーグ、イカと里芋の煮物、レバニラ炒め、かき玉スープ、鮭のホイル焼き、
ああ、頭の中にベルト・コンベアが出てきて、その上にたくさんの惣菜が乗って回っている。
お腹が空いてきたなぁ…。

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