LAND HO! They called the band「THE HEARTLAND」
佐野元春 with The Heartland
at Yokohama Stadium
1994年9月15日(木)祝日
(1996年10月25日(金) 記 加筆修正 採録)
1994年
この年は ぼくを取り巻く状況が
目まぐるしく変化した年でした。
長く続いていた親戚とのトラブルの終結。
赤ん坊の頃から最も近しい存在だった祖母の死。
その半月後に長男の誕生。
確実に人生が動いているということを
目の当たりにしていた時期でした。
そして唐突に飛び込んできた
"ハートランド解散”のニュース。
前回の武道館でのライヴで、
こういうことになるとは知らずに
個人的な“さようなら”を
決め込んでいたとはいえ、
十代の頃から心の底からあこがれ、
このバンドから多くのことを
学んできたぼくにとって
とてつもなくショッキングなニュースでした。
朝から雨模様、思えば ぼくが行く
佐野さんのライブの日には雨がよく降る。
開場時間の頃には雨は上がったとは
いうものの灰色の空はそのままだった。
予定の時間より20分ぐらい遅れて
開場になり ぼくはトボトボと
チケットに記された
3塁側スタンドの席についた。
しばらくするとスタッフか、
アルバイトと思われるお姉さんから
”Dream Goes on Forever”と
印刷された風船をもらい、
ぼんやりと終わりの始まりを待っていました。
そして、スタート…
1曲目は「See Far Miles Tourのテーマ」
ハートランドの気持ちのいいグルーヴが
繰り広げられた。
2曲目からは前回の「ザ・サークルツアー
スペシャル」の出だしと同じ流れで
「Night Life」、「アンジェリーナ」と続き、
オリジナルバージョンの
「ガラスのジェネレーション」と続いた。
この時、特にノスタルジックな感じや
センチメンタルな感情はなく
ただ淡々と眺めていた。
そして、7曲目ぐらいに演奏された
「君をさがしている」の後、
佐野さんはゲストミュージシャンとして
ふたりの仲間を紹介してくれた。
そう、Visitorsツアーの期間に
ハートランドに在籍していた
"横内タケ”さん。
そしてVisitorsツアー、
CafeBohemia Meeting、
ナポレオンフィッシュツアーに参加した
"里村美和”さん。
それぞれのツアーでの彼らの演奏ぶりが
胸によみがえり、
のけぞりそうなくらいうれしかった!
彼らの紹介が済むと同時にそれまで
点いていたスタジアムの灯りが
真っ暗になるほどに落ちた。
「Wild on The Street」!!
色とりどりのライトが回転し
ディスコティックさながらに
スタジアムがBeatにグルんグルんと
揺れていた!!
続いて「Come Shinning」では
横内さんと長田さんの
キレッキレなギターバトルが炸裂!!
ぼくの魂が ”Shake! Shake!! Shake!!!”
そして続く、つづく ハートランドが
築き上げた眩い楽曲の数々。
Gibson SGを抱えた真っ赤なスーツの
プロフェッサー 伊藤銀次が加わる。
「彼女はデリケート」
時はため息の中にぼくを
置き去りにして過ぎていく。
ほろ苦い夢が汐風に紛れて揺れていた。
淡々とぼくは眺めていた。
「Downtown! 月に照らされて!!
Downtown!! 月に照らされて!!!」
その時、佐野さんは夜空を指さしていたんだ。
見上げるといつの間にか空は晴れて
The Heartlandのための”Harvest Moon”が
きれいに浮かんでいました。
心からどうもありがとう。
Forever... THE HEARTLAND!!
追記
月日は流れ はや あれから31年
いつものお彼岸には、
おばぁちゃんのお墓参りは欠かさず、
この1994年に生まれた長男は
幸せな家庭で2児の父親です。
2025年9月15日(月・祝)
桜木町の横浜ブルク13にてLand Ho!上映会
佐野さんが東京に続いての登壇!
31年後のまさしくこの日に
この横浜で
逢えるなんてほんと泣けてくる…。
追々記
2025年9月11日(木)
佐野元春 新型コロナ感染のお知らせ…
長い旅、いろいろあります。
どうか軽症で済みますように。
「ゆっくり少しづつ強くなる!」
お大事に…!
トップの画像 (岩岡吾郎さん撮影)
佐野元春 with ザ・ハートランド
「LAND HO! 横浜スタジアム1994.9.15」
劇場版トレーラーから
あまりにも素敵なので拝借しました。
すみません…。
