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肩書きは「嫁」。実績ゼロの私が発信を始めた理由― SNSで自分の居場所を見つけるまで ―

「経営者じゃない」

その一言で、
私の立場は決まりました。

私は、現在夫の会社を手伝っています。
経理も事務も、いろいろな仕事をしています。

でも、私は経営者ではない。

これまで、家族会議が開かれても、
そこに入る立場ではありませんでした。

私は会社の中では
あくまで部外者

この感覚を、
長い間うまく言葉にできませんでした。


就職せずに結婚した私

大学の時に今の夫と出会い、
親の反対を押し切って結婚しました。

4年生の頃はゼミだけだったので、
愛知に移り、就職活動もせずに結婚。

そのまま夫の父が興した会社を
手伝うことになりました。

でも私は、
会社の中では「嫁」という立場。

仕事はしていても、
決定権はない。
経営者としての家族会議でも口を挟めない。

その違和感は、
ずっと心の中にありました。


子育てにのめり込んだ理由

仕事にやりがいを感じられなかった私は、
子育てにのめり込みました。

コミュニティに入り、
ブログを書き、
良いと言われる教材を試す。

子どもの受験にも、
力を入れてきました。

でも大学受験が終わったとき、
ふと思ったのです。

周りの人は
仕事で成果を出している。

でも私は
何も積み上げていない。

その感覚が、
ずっと心の中に残りました。


何かを変えたい

実は、
一度だけ、営業に出たことがあります。

商談会に行き、
資料を作り、
プレゼンをして、
サンプルの試作の話まで進みました。

私はその時、
「やっと自分の仕事になるかもしれない」
と思いました。

でも、その話はそこで止まりました。

どうせ決まっても売れない。
量が出ない。

そう言われて、
試作もしてもらえませんでした。

その時、改めて思ったのです。

私は仕事をしていても
決める立場ではない。

その瞬間、
はっきり思いました。

それなら、自社商品を
自分で売るしかない。


会社には昔作ったホームページがありました。

でも情報は古いまま。

「変えた方がいい」

そう言われて、
私はそこから手をつけることにしました。

補助金の事業計画書を書き、
ホームページを作り、
販売サイトを立ち上げ、
商品ラベルも作る。

全部、自分一人でやりました。

「経営者じゃないんだから
言われたことだけやっていればいい」

そう思われている自分を
変えたかったからです。


売れない現実

販売サイトを作っても、
商品は売れませんでした。

そこでAmazonに出品しました。

広告を出せば売れる。

その頃は
そんなふうに思っていました。

でも現実は違いました。

口コミもなく
知名度もない商品は
簡単には売れない。

固定費だけは毎月かかり、
赤字。

夫からも
白い目で見られるようになりました。


SNSを始めた理由

Amazonサイトの立ち上げと同時期に
インスタ発信を始めました。

私の中にはずっと、
「お茶屋の嫁」という肩書きへの
違和感がありました。

会社の中では、
私はあくまで「嫁」という立場。

だからこそ、
この発信だけは
誰かの手伝いではなく、
自分自身の挑戦として
始めたかったのです。

ところが、インスタを始めても
ほとんど見られません。

迷走しながらも、発信を続ける日々が
しばらく続きました。

半年ほどたったころ、
スレッズの存在を知りました。

最初は使い方も分からず、
インスタの動画をそのまま投稿。

当然、
誰にも見られませんでした。

でもある時、
「短い言葉で書くといいよ」

そう教えてもらいました。

試しに書いた
インフルエンザによる学年閉鎖の話。

その投稿が
思った以上に伸びました。

その後も、面白ネタの投稿で
閲覧数はどんどん増えていきました。

気がつけば、
1ヶ月の合計閲覧数は100万を超えていました。

フォロワーが少ない頃でも、
投稿を見てくれる人は確実に増えていたのです

そして思いました。

スレッズはいける。


フォロワーは増えた。でも売れない

フォロワーは増えました。

コメント欄で会話をする人も増え、
顔見知りのような人もできました。

でも、
お茶は売れない。

投稿が伸びても
それはお茶の話ではありません。

そこで私は
あることに気がつきました。


人は商品ではなく人から買う

ある時、
こもりんさんが

インスタフォロワー1000人を
目指していました。

私は冗談半分で言いました。

「1000人達成したら
インスタライブで紹介してください」

すると本当に
紹介してくれたのです。

それをきっかけに
飲んでみようかな、という人が現れ、

さらに
その感想を見て
買ってくれる人も出てきました。

その時、
私ははっきり分かりました。

人は商品ではなく
人から買う。


ここまでが、
私が発信を続けてきた流れです。


実は、SNSで発信していることは、
家族にはほとんど話していません。
というより、今も見せていません。

家業の中での私は、
あくまで「嫁」という立場。

だからこそ、この発信だけは
誰かの手伝いではなく、
自分自身の挑戦として始めたことでした。

うまくいくかどうかも分からない。
途中でやめてしまうかもしれない。

だから、結果が出るまでは
自分の中だけで続けてみようと思ったのです。


ここから先は
少し踏み込んだ話になります。

SNSを始めて4ヶ月弱。
フォロワーは1200人を超えました。

最初は、いくつかの投稿がバズりましたが、
ずっと続いたわけではありません。

むしろ最近は、
大きく伸びる投稿はほとんどありません。

それでも、少しずつフォロワーは増え続けています。

でも、私が一番驚いたのは
その数字でも、バズでもありませんでした。

それは、フォロワーの人たちが
私を「お茶屋の嫁」として見ていなかったことです。

私はここで、初めて気がつきました。

この違和感の正体と、
発信が持つ本当の意味に。

会社でちゃんと働いているのに、
どこか“自分の居場所じゃない”と感じている方には、
少し響く内容かもしれません。


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