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FUJIFILM SUPER CUP 2025 VSヴィッセル神戸戦~試合評価・選手採点~

みなさんこんにちは、Aiはらです。
遂に始まった2025シーズン。好成績チームにしか与えられない開幕前の最初のタイトル“フジフィルムスーパーカップ”の試合評価と個人採点(激甘)を行う。今シーズンの広島はどうなるか、楽しみである。

※評価基準
10:礼賛
9:絶賛(9.5:大絶賛)
8:称賛(8.5:手放し称賛)
7:高評価(7.5:流石)
6:及第点(6.5:好評価)
5:心配(5.5:もう少し)
4:猛省(4.5:反省)
3.5以下:実力不足
―:評価なし

結果
広島2-0神戸
得点者:’12トルガイ・アルスラン ‘70荒木隼人

試合評価:8.5
明らかにメンバーのレベルを落とした相手とはいえ、2チーム分の戦力を有する神戸を相手に圧倒した。攻撃では得意のクロスからトルガイのヘディングで幸先よくゴールを奪うと、そのままゲームを支配し、田中と中島でセカンドボールの回収やドルブルによる敵の進入を悉く塞いだ。
ロングボールへの対応も荒木・佐々木・塩谷の盤石の3バックが跳ね返し、そのボールを確実に回収して前線のトルガイや加藤、さらにはジャーメインが落ちてきてボールを受けて攻めあがる。特に攻守のスイッチの切り替えが速く、奪われても敵に猶予を与えないプレスでミスを誘発させ、流れを切ったり、奪って攻撃に繋げて相手を疲れさせた。
とりわけ新加入のジャーメインと田中は広島の戦術にうまく適応していおり、どちらも得点やアシストはなかったものの、適切なポジショニングで味方の得点をサポートしつつ、守備でも強度の高いプレーを披露した。しかし、目立たない程度ではあるが、細かい部分でのズレや選択の誤りがあり、適合までにはもう少し時間が掛かる印象だった。それでも数試合をこなせばそこのズレや間違いは修正できるポテンシャルを持っているので、問題はないだろう。
最後はデザインされたセットプレーから新加入の菅のクロスに、荒木の到達点の高いヘディングが炸裂して2-0の完勝。途中、相手の決定機や大迫の個人技にネットを揺らされたが、大迫を含めたDF陣の連動や体を張っての守備でクリーンシートを達成。攻守ともに充実した試合でシーズンの弾みをつけた。
この試合では必ずシュートでの完結やゴールラインを割るなどしてインプレー中の相手のカウンターの可能性を未然に防いでおり、シュート数の削減に成功している。今シーズンの広島は、去年以上に相手にチャンスを与えないサッカーを仕掛けてくるだろう。

GK
1大迫敬介 評価:7.5
個人の能力も申し分ないのは当然ながら、味方を動かすコーチングも的確であった。カバーエリアも広く、DFラインとの間に出たロングボールにいち早く走り込んでクリアするなど安定したプレーを披露。特に54分の相手の決定機では素晴らしい読みで汰木のシュートをセーブ。その後は運にも恵まれたカタチとなったが、幸運を手繰り寄せるにふさわしいビッグセーブであることには変わりない。

DF
33塩谷司 評価:7.0
いぶし銀の活躍。守備強度の高さはもちろんのこと、チャンスの芽を摘むボール奪取も光り、対峙した小池を完全に封じた。54分の決定機阻止もコースをうまくカバーしており、ポジショニングの良さが際立った。

4荒木隼人 評価:8.0
YAVAY、ただただ称賛。この試合の空中戦勝率は76%だが、守備時に限って言えばほぼ100%に近い数字。空中戦の守護神は、新たにデザインされたセットプレーで神戸に脅威を与え続けた。また、地上戦でも佐々木大樹を自由にさせず、交代で出た大迫に対してもその守備力を如何なく発揮してクリーンシートに貢献した。今シーズンは守備だけでなく、攻撃においても力を発揮するシーズンになりそうだ。

19佐々木翔 評価:7.0
安定守備のそれ。ピンチの場面で対峙する相手がボールを持っている時の間合いが素晴らしく、パスコースを切りつつ持ち上がっても体をぶつけられる距離かつシュートブロックにも動き出せる天秤のようなポジショニングは経験から導き出された模範解答を見ているようだった。また、東との連携良いカバーと守備を行い、菅との交代時はリスクは負わず後方に陣取って菅のカバーに専念した。なおも進化を続ける彼の姿は、若手の良いお手本になるだろう。

WB
15中野就斗 評価:7.5
攻守に躍動。試合序盤でクロスからトルガイのゴールをアシストし、今シーズンの絶対的な戦力であることを示すプレーを披露。激しい上下動を繰り返しながら多くのプレーに絡み、磨きをかけたロングスローで相手を翻弄した。ポテンシャルはA代表も凌ぐ実力があり、今日のプレーで代表入りを望む声はさらに大きくなるだろう。

24東俊希 評価:6.5
この試合では他の選手の活躍が目立ったことで、相対的に静かな印象になってしまった。しかし、この試合では体の動きだけでパスコースを作り出す技術が秀逸で、随所にその技術が光っていた。新加入の菅との交代は彼自身が調子を落としたというよりは、菅のフィットを目的とした起用法に感じたため、悪い印象はない。むしろACL2のフル稼働も期待できるので、次回の躍動に期待しよう。

MF
14田中聡 評価:7.0
加入間もない状況の中でも、自身のストロングポイントを前面に押し出して活躍し、チームの戦術にも適応していた。途中、連携不足を感じるプレスのズレや攻撃時の選択が曖昧になる部分もあったが、その辺りは試合経験を積み重ねて適合していくだけである。彼自身もこの試合で課題とともに大きな手応えを感じているはずなので、適合も時間の問題だろう。

35中島洋太朗 評価:8.5
この日、新たな広島の至宝が誕生した瞬間だ。デュエル勝率100%(速報値)も驚異的だが、この日は攻撃のリズムを作り出して試合を完全に支配していた。特筆すべきはパスのバリエーションの多さ。左右両足から繰り出される柔らかくて正確な長短のパスは相手守備陣をズタズタに引き裂いた。右足でジャーメイン、左足で加藤に通したパスは、俯瞰的な視野と正確なパス技術が無ければできない芸当であり、これを齢18の現役高校生が繰り出している点でチームメイトたちが絶賛している理由が良くわかるものだ。

30トルガイ・アルスラン 評価:7.0
紫の魔法使いの技が光る。先制点の場面では、対峙したDFが視線をそらした瞬間に左腕で間合いを確保した技術は称賛もの。その後もチャンスの場面では必ず顔を出してチャンスメイクし、ジャーメインに多くのパスを供給した。パフォーマンス面では8点だが、途中からガス欠となり運動量が著しく落ちたのは減点。

51加藤陸次樹 評価:7.0
前線ポジションの守備においては1日の長があり、パスミスを誘うコースを切ったプレスを効果的に仕掛けていた印象だ。またジャーメインのファーストアタックを見ながら最適なポジションを取って、田中や中島のボール奪取の一助になっていた。攻撃ではスペースに顔を出してボールを受けるなどの積極性は見られたが、キレイにゴールを決めようとして空回りした印象があったが、味方のスペースを確保するための気の利いたフリーランニングは健在で、スタートダッシュをきれるゴールを早く見たいものだ。

9ジャーメイン良 評価:7.5
短期間でのフィットに驚愕。最前線で待ち構えて供給されたロングボールをしっかりと収める技術とぶつけられても崩れない体の強さはチーム随一の存在感であった。また、足元で受けたボールもタメを作って味方に繋げる連携も光っていた。守備面ではプレスのかけ方は及第点ではあったが、適合までにはもう少し時間が掛かりそうな印象。また待望のゴールはお預けとなったが、連携が向上すれば得点力にも火が点くだろう。

18菅大輝 評価:7.0
挨拶代わりのアシスト。新しいデザインのCKだが、美しい軌道を描きながら荒木の高い到達点のジャンプにドンピシャのクロスをプレゼント。新戦力の融合という点でジャーメイン、田中に続く最後の仕上げを果たした。また、積極的な攻め上がりから初シュートを記録するなど、サポーターに期待を与える働きだった。

6川辺駿 評価:6.5
田中と交代し、新たなバンディエラとして試合をコントロール。田中とはタイプの違うボランチだが、ボールホルダーに顔を出して味方へのサポートは忘れず。まだまだコンディションは上がっていないが、過密日程の中でどれだけ輝けるか期待だ。

39中村草太 評価:6.5
大学リーグMVPの実力を如何なく発揮。武器である初速の速さは素人目に見ても素晴らしい爆発力で観客にどよめきを与えた。86分に裏に抜け出して獲得したシュートシーンは広島の攻撃パターンに新たな引き出しを増やしたと言っていい。

13新井直人 評価:―
ゲームクローザーとして出場し、その役割をしっかりと全うする。今季も中野との競争で質の高い右サイドの競演が待っているのはワクワクするものだ。

32越道草太 評価:―
昨シーズンのどの場面で起用されたかは覚えていないが、試合の流れでシャドーを務めたのだが、あの試合からは想像もできないほどシャドーに適応できていた。さらには、細かいタッチでマークする選手を剥がしてイエローを誘発したシーンは彼の新たなスタイルに胸が膨らむ思いだ。

監督:ミヒャエル・スキッベ 評価:8.0
相手選手のレベル差を考えても、起用・采配含めて称賛に値する試合だった。追加点の直前に菅と川辺を投入し、結果的に菅のアシストを演出したことからも、キャンプから取り組んできた監督の志向する戦術が新加入選手を含めてしっかりと浸透している。今季最初の王式戦で弾みのつく試合内容と結果を示して、優勝候補の名に恥じないチームを作り上げた。

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