体育、好きでしたか? 「運動経験」と「一生の健康」の意外な関係をデータで読み解く
スポーツ庁から発表された「ある調査結果」について、皆さんと共有したいと思います。
「体育の授業や部活動、本当に将来の役に立つの?」
そんなふうに思ったことはありませんか? 実は、その答えがデータで示されました。
今の運動が、一生の健康を決める?
2025年10月12日、スポーツ庁が「令和6年度 体力・運動能力調査」の結果を公表しました。
これまでのデータを長期的に分析した結果、驚きの事実が判明したのです。
それは、「学生時代の運動経験が、大人になってからの運動習慣に直結する」 ということです。
具体的には、学生時代に運動部などで 活動した経験がある人はない人に比べて、 現在「週1回以上」運動する割合が 1.5倍以上も高いそうです。

子どもの頃に「体を動かす楽しさ」を知っているかどうかが、何十年も先の健康を左右するんですね。
忙しいお母さん世代の「体力低下」
一方で、少し心配なデータもありました。30代・40代の女性の体力が、低下傾向にあるというのです。
仕事に、家事に、育児に……。 この世代が一番忙しいことは、私も学校現場で保護者の皆さんとお話ししていて痛感しています。
自分のことは後回しになりがちですよね。
でも、だからこそ、「細く長く」続けられる運動の習慣が大切になってくるのかもしれません。
学校教育が変わるチャンス
これまでの学校体育は、ともすると「みんなで同じことをする」「厳しく鍛える」という側面が強かったかもしれません。
しかし、このデータが示しているのは、 「運動を嫌いにさせないこと」の 重要性です。
私が目指している「自律した学習者」は、勉強だけでなく、健康づくりにおいても同じことが言えます。
誰かに言われて走るのではなく、「今日は気分転換に歩こうかな」と自分で自分の心身を調整できる子。
そんな子どもたちを育てることが、結果として、彼らの長い人生を 支えることになると信じています。
ICT×運動でハードルを下げる
「運動しなきゃ」と身構えると 続きませんよね。ここで、私の得意分野であるテクノロジーの出番です。
最近は、スマートウォッチやスマホで 歩数を記録したり、AIが健康アドバイスをくれたりするアプリも充実しています。
「今日はこれだけ歩いた!」と数字で見える化されるだけで、意外とやる気が出るものです。
ゲーム感覚で運動を取り入れるのも、立派な「情報活用能力」の一つだと 私は思っています。
今週の「まずはここから」
最後に、家庭でできる簡単なアクションのご提案です。
「週末、お子さんと一緒に 『スマホを持って』散歩してみる」
ただ歩くだけではありません。道端の花をカメラで撮ったり、歩数計アプリの数字を競ったり。
テクノロジーをスパイスにして、「運動=楽しい遊び」という記憶をお子さんにプレゼントしてあげてください。
それが、お子さんの将来の健康への 一番の贈り物になるはずです。
