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結婚は無理ゲー。 少子化は「ゲームバランスの崩壊

最近、
少子化の話になると、
よく若者が責められる。

「恋愛しない」
「結婚しない」
「子供を作らない」

でも正直、
それだけでは説明がつかないと思っている。

今の少子化って、
もっと“ゲームバランス”的な問題に見えるからだ。

■昔の人生は一本道だった

昔の人生は、
ある意味シンプルだった。

学校へ行き、
就職して、
結婚して、
子どもを育てる。

これが、
人生の“メインストーリー”だった。

ほぼ一本道だ。

寄り道はあっても、
最終的には、
みんな同じメインルートへ進んでいく。

そもそも、
昔はサブクエストが弱かった。

一人でできる娯楽も少ない。
一人で承認を得る場所もない。

だから自然と、
みんなメインクエストへ進んでいた。

■今はサブクエストが楽しすぎる

今は違う。

一人でもかなり楽しい。

・YouTube
・ゲーム
・SNS
・推し活
・旅行
・趣味
・投資
・副業

昔なら「暇つぶし」だったものが、
今は人生の満足度そのものになっている。

しかも、
サブクエストは気楽だ。

自分のペースでできる。
嫌なら途中でやめてもいい。
報酬もすぐ来る。

一人でも、
人生が成立してしまう。

■一方、メインクエストは高難度化した

結婚は、
昔より明らかに難易度が上がっている。

しかも、
パーティープレイ強制。

相手との装備差、
価値観、
プレイスタイルが合わないと詰む。

現代結婚のメインクエストは、
もはや高難度レイドだ。

必要装備も多い。

・勇者の剣(年収1000万)
・聖なる鎧(清潔感)
・共感の指輪(会話力)
・生活術の書(家事力)
・精神の護符(メンタル安定)
・未来視の水晶(将来性)

しかも、
そこまで装備を揃えても、
クリア保証はない。(笑)

■昔の必要装備

・働く意志(やる気)
・健康

以上。

極端に言えば、
これでも成立した。

男は外で働き、
女は家庭を守る。

昭和の結婚は、
良い悪いは別として、
役割分担としては完成していた。

だから、
「メインクエストへ進む」
こと自体は、
今よりずっと簡単だった。

■パーティー募集すら高難度になった

本来、
恋愛や結婚って、
「一緒に冒険してみる」
ものだったはずだ。

でも今は違う。

まず、
掲示板で装備チェックされる。

マッチングアプリ。
結婚相談所。
SNS。

年収。
年齢。
清潔感。
会話力。
将来性。

いわゆる完凸。

お互い、
ステータス画面だけを見ている。

本来なら、
パーティーを組んで、
一緒にダンジョンへ行き、
少しずつ相性を知るはずなのに、
今は組む前から
「装備不足」で弾かれる。

その結果、
パーティーを組む前に疲れる。

そして結局、
「もうサブクエ行くか」
になる。

■女性は“ヒーラー特化”で育てられた

以前の記事でも書いたが、
女性は、
「かわいい」で評価されながら育った。

つまり、
ヒーラー特化キャラとして
育成された。

・空気を読む
・癒やす
・支える
・見た目を整える

そこに経験値を振られてきた。

でも今は、
ヒーラーだけでは攻略できない。

仕事。
収入。
キャリア。
社会競争。

戦闘能力まで求められる。

つまり今の女性は、
ヒーラー兼アタッカーの賢者みたいな状態だ。

回復もしろ。
戦闘もしろ。
空気も読め。
感情ケアもしろ。

しかも、
見た目、装備まで要求される。

正直、
これがなければ、
現代のメインクエストを
攻略できなくなっている。

■男は“戦士特化”で育てられた

男編は逆だ。

男は、
外で戦うことだけで育った。

つまり、

・勝つ
・稼ぐ
・耐える
・競争する

そこに経験値を振られてきた。

戦士特化キャラだ。

でも今は、
戦士だけでは
パーティーが成立しない。

・共感
・会話
・家事
・空気感

まで要求される。

つまり、
現代のメインクエストは、
戦士だけでは攻略できないほど、
難易度が上がったんだよ。

■そして、パーティー思想がズレ始めた

昔のパーティ構成は、
ある意味シンプルだった。

男は戦士。
女はヒーラー。

戦士が前で戦い、
ヒーラーが支える。

でも今は違う。

男側は、
昔みたいに
「勇者装備」を揃えにくくなった。

・給料が伸びない
・終身雇用が弱い
・住宅が高い
・将来不安が強い

つまり、
「勇者の剣」を持てる男が減った。

だから男側は、
回復魔法も攻撃魔法も使える
賢者を探し始める。

回復もできる。
攻撃もできる。
金策もできる。

つまり、
共闘型パーティを求める。

でも一方で女性側は、
まだ昔の構造感覚も残っている。

だから、
「強い戦士」
「強い勇者」
を求める。

ここで、
パーティー思想のズレが起きる。

男は、
「一緒に攻略したい」

女性は、
「強い勇者を探したい」

でも、
その勇者自体が減っている。

これもまた、
現代恋愛が難しくなった理由の一つなんだと思う。

昔は、
村人さえ仲間だった。

親戚。
近所。
地域。

みんなが、
半分パーティーメンバーみたいなものだった。

子育ても、
夫婦二人だけでやるものではなかった。

でも今は違う。

パーティー人数は減り、
難易度だけ上がった。

しかも、
村人NPCは、
もう助けてくれない。

■しかも、ここから本番

メインクエストは、
結婚して終わりではない。

むしろ、
そこからが本番だ。

・義実家ダンジョン
・住宅ローン討伐戦
・保育園抽選イベント
・洗濯山の無限クエスト

が始まる。

しかも、
途中セーブ不可。

■しかも、チュートリアルが存在しない

現代の結婚は、
高難度コンテンツなのに、
チュートリアルが無い。

なのに突然、
共同生活が始まる。

・家事分担
・感情共有
・子育て
・相手の疲れ方を見る力

全部、
ぶっつけ本番だ。

■だから人はサブクエへ流れる

今の若い世代は、結婚したくないわけじゃない。
でも、
「そこまでしてメインクエスト行く?」
となる。

一人でも生活できる。
サブクエストも楽しい。

だったら、
無理に高難度レイドへ行かなくてもいい。

そう考える人が増えている。

これは、
若者が悪いというより、
ゲーム環境そのものが変わった結果なんだと思う。

逆に、
途上国では今でもメインクエストへ進む人が多い。
サブクエストだけで人生が成立しないからだ

そもそも昔のサブクエストって、
「メインクエを進めるための息抜き」
だった。

でも今は逆転してる。

昔は、
サブクエを終えたら、
みんな自然とメインクエへ戻っていた。

でも今は、
サブクエだけでも人生が成立する。

しかも、
失敗してもダメージが小さい。

だから人は、
わざわざ高難度のメインクエストへ戻らなくなる。

これって、
“怠け”じゃなく、
プレイヤーが合理的に動いてるだけなんだよね。

■本来、責められるべきは誰か

本来、
責められるべきなのは、
ゲームバランスを放置した運営側だ。

つまり、
政府や社会設計の問題。

昔は運営がメインクエスト前提で設計していた。

さらに、
サブクエストを極限まで快適化した企業側でもある。

資本主義だから、
ある意味当然でもある。

一人用コンテンツの方が、
効率よく儲かるからだ。

でも実際に責められているのは、
プレイヤーである若者たちだ。

「なんで結婚しないんだ」
「なんで子供を作らないんだ」

と言われる。

でも、
そのゲーム環境を作ったのは、
プレイヤーではない。

■最後に

少子化を止めるなら、
メインクエストの難易度を下げて、
報酬を上げるしかない。

でも今は、
サブクエストの報酬の方が大きい。

だから、
メインクエストへ行こうとしない。

それだけの話だ。

それでも、
メインクエストへ行く人はいる。

完璧な装備じゃなくても。
チュートリアルがなくても。

ただ、
「一緒に行こう」
と言える相手を見つけた人



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