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【水曜朝の音届け】原曲を鮮やかに裏切る、ライ・クーダー流ロックンロールの魔法「Money Honey」

みなさん、おはようございます。
グラベルセイントです。

週の真ん中、水曜日の朝、いかがお過ごしですか?

今週の火曜日には、僕の音楽キャリアの初期に大きな影響を与えてくれた「サイモン&ガーファンクル」をご紹介しましたが、今朝お届けするのも、僕のルーツを語る上で絶対に外せない、本当に久しぶりに針を落とした大好きなアーティストのお話です。

その人の名は、ライ・クーダー(Ry Cooder)。
今回、久しぶりに彼の音楽に触れて、朝から「やっぱりこれだよな……!」と胸が熱くなってしまった曲があります。

1972年の名盤『Into the Purple Valley(紫の峡谷)』に収録されている**「Money Honey」**です。

この「Money Honey」という曲、
音楽好きな方ならご存知の通り、元々は1953年にザ・ドリフターズ(The Drifters)が放ったR&Bの大ヒット曲であり、あのエルヴィス・プレスリーをはじめ、数々のレジェンドたちが歌い継いできたロックンロールの超王道クラシックです。

原曲が持つ、跳ねるようなエネルギーや
ストレートな熱量ももちろん最高なのですが……ライ・クーダーのバージョンは、
その原曲を**「良い意味で完璧に裏切って」**くれています。

イントロから鳴り響く、彼特有のアーシーで、どこかレトロで、それでいて最高にイカした
ギターの音色。

泥臭いブルースやスワンプ・ロックの香りをこれでもかと詰め込みながら、唯一無二の「ライ・クーダー流ロックンロール」へと見事に生まれ変わらせているんです。

もしかしたら、生粋のライ・クーダーマニアの方からは、「ライ・クーダーの本当の凄さを伝えるなら、もっと他の曲があるだろう!」とお叱りを受けてしまうかもしれません(笑)。

でも、やっぱりグラベルセイントは、
こういうルーツを感じさせる、転がるような
ロックンロールが理屈抜きに大好きなんです。

音楽の旅へ誘う、ルーツ・ミュージックの教科書

ライ・クーダーというアーティストは、アメリカの消えかけそうになっていた古いグッドタイム・ミュージックや、様々な土地の伝統音楽に光を当て、独自のセンスで現代に蘇らせる天才です。

今回ご紹介した『Into the Purple Valley』はもちろんのこと、ハワイアンやメキシカン、ゴスペルなどの要素をちゃんこ鍋のように極上のポップスに昇華した『CHICKEN SKIN MUSIC(チキンスキン・ミュージック)』や、アコースティック・ブルースの極みとも言える『Paradise and Lunch(パラダイス・アンド・ランチ)』など、本当に素晴らしいアルバムをいくつもリリースしています。

彼の音楽を聴いていると、まるで古いアメリカの街並みを旅しているような、不思議で心地よい感覚に包まれます。

僕自身の音楽作りのバックボーンにも、
彼の鳴らす泥臭くて温かいサウンドが、間違いなく深く息づいています。

「今日の仕事へのエネルギーに、血の通ったロックンロールを聴きたい」という方。

あるいは、「王道カバーの、最高にカッコいい正解を見たい」という方。

ぜひ、ライ・クーダーの「Money Honey」、
そして彼の紡ぐ素晴らしいアルバムたちを、
今日一日のBGMに選んでみてはいかがでしょうか?

それでは、今日も素敵な音楽と共に、いってらっしゃい!

今回ご紹介した楽曲
アーティスト: Ry Cooder
曲名: Money Honey

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