焦りの中で見えた息子の決断と過去問への第一歩
2026年7月8日
基礎固めへのこだわりと、迫る時間との葛藤
京大の二次試験対策に向けて、自分が納得するまで基礎固めをやりたいという息子ですが、ここにきて「もうすぐ数IIIを一通り網羅できそうだ」と話してくれました。これまでは「数学の真髄」を一通り完了させた後、さらに数IIIの理解を深めるための取り組みを続けてきました。一度は「数学の真髄」の視点から青チャートを見直すという作業も行いましたが、それだけではまだ京大の二次試験に対応し切れないということに、本人が自分で気がついたようです。やはり「数学の真髄」で学んだ本質的な論理を完全に自分のものにしなければこの先はない、と息子なりに深く考えている様子でした。
周囲の進捗を考えれば、今は何としても過去問演習に入らなければならない時期ですが、息子の中では「もう少しまってくれ」という気持ちが強いようで、今も数学の基礎固めを必死に継続しています。昨日も夜遅くまで机に向かっており、カレンダーが進む中で焦る親の気持ちとは裏腹に、自分の納得を優先して泥臭く机に向かう時間が続いていました。
深夜の語りかけと、息子の静かな検証
夜の12時近くになった頃、私は勉強を続けている息子に少し話しかけてみました。数学の基礎固めを最優先したいという本人の思いを十分に考慮した上で、過去問演習講座の数学だけでも、なんとか並行して取り組んでみたらどうだろうか、と提案してみたのです。息子も「そうだよな、そろそろ始めないと」と、スタートが遅れていることへの心配や危機感は持っているようでした。
そこで私は、最初からガチで解こうとしなくてもいいよ。まずは参考書や問題集を見ながらでもいいから、とにかく答案を埋めることだけを考えてみよう。その上で、解説の丁寧な「世界一わかりやすい 京大の理系数学」を見ながら進めれば、今の状態でもできるんじゃないかな、と言葉をかけました。息子は「そうだなー」と少し考え込みながら、手元のテキストを見つめていました。
私はその後、先に休ませてもらいましたが、息子はそれから夜中の2時まで一人で勉強を続けていたようです。
納得して踏み出した、自習室への一歩
今朝起きてリビングへ行ってみると、机の上に昨日話した「世界一わかりやすい 京大の理系数学」のテキストが置いてありました。息子は私がかけた言葉をただ受け流すのではなく、夜中に一人で「本当にこの方法で進められるか」を実際に検証していたようです。
そして学校へ出かける際、息子は私に向かって「帰りの自習室で、なんとかやってみるよ」と言い、そのテキストをカバンに入れて出発していきました。必須の学校行事による制約があり、ただでさえ自習時間の確保が難しく疲労もある3日間ですが、その限られた時間の中で何とかやりくりをして、新しい一歩を踏み出そうとする覚悟が伝わってきました。
やるべきことが山積みの現役生にとって、今の状況は本当に大変なことばかりだと思います。親としては焦りや落ち着かない気持ちが尽きませんが、息子が自分の頭で考えて納得し、対応しようとしてくれている姿を信じて、ここからの歩みをしっかりと見守り、支えていきたいと思います。
