【数IIBCでパニック】模試直後の緊急戦略会議。
2025年10月21日
数IAをお休みにして数IIBCに集中する、残り2週間の大胆学習計画
全国模試を前に、息子は週末の自宅模試で数IIBCに大苦戦。焦りからパニックに陥り、深夜に中断しました。知識不足だけでなく、発達特性による強いこだわりが弱点として露呈。そこから立て直した「軌道修正の記録」です。
はじめに:高3生の土俵で測る実力
11月2日に実施される「全国統一高校生テスト」は、受験本番を目前に控えた高3生たちが完成度を極限まで高めて挑む全国模試です。特に数学では平均点も高く、息子にとっては真の実力を試される舞台となります。
ここで好成績を出せれば、これまでの学習方針が正しかったことの証明になります。その準備として週末に共通テスト形式の模試を自宅で実施しました。数IAは9割以上を確保して順調でしたが、数IIBCでは想定外の苦戦を強いられる結果に終わりました。
【1】焦りが引き起こした深夜のパニック
最初は、これまでの習慣どおり解けそうな問題から着手し、序盤は順調でした。しかし途中で時間を意識しすぎたことで焦りが生まれ、マークを一つずらすという凡ミスをしてしまいます。
私は「焦らず、時間を忘れて落ち着いて」と声をかけましたが、その一言が逆に「全問解き終えたい」という誤った解釈を生んでしまいました。
息子は東進の「数学の真髄」を受講して以来、数学への向き合い方が解法暗記から本質理解へと切り替わってきています。以前は「どうやって解くか」を覚える勉強でしたが、今では「なぜそうなるのか」を自分で導こうとする姿勢が育ち、これまで難しくて手が出なかった問題にも挑戦できるようになってきました。
その成長の証として、今回の問1「領域」の問題にも、あと少しで解ける感触をつかみ、「ああしたらどうか、こうしたらどうか」と粘り強く試行錯誤を繰り返しました。しかし、発達特性ゆえの強いこだわりが働き、一度ハマったら抜け出せない性格が災い。イライラが募り、冷静さを失っていきました。
時間への焦りが加速し、ついには思考が完全に停止。深夜0時を過ぎた頃、涙をこらえながら「今日はもう無理」と口にしました。ここで中断。模試は未完のまま終了しました。
知識の不足だけでなく、「焦り」「こだわり」「完璧主義」といった特性が絡み合うことで、冷静な判断が難しくなることを痛感した夜でした。
【2】自宅模試が示した独学の限界と次の一歩
今回の模試では、数IAが安定していた一方で、数IIBCは途中終了。息子の得意と苦手が鮮明に分かれました。
これまで息子は「青チャート」や「一対一対応の演習」を3周以上繰り返し、独学で積み上げてきました。理解力と粘り強さは確実に育っています。しかし模試という制限時間のある実戦では、知識を使いこなす経験がまだ不足しています。
息子自身も「分かっているのに時間内に形にできない」と悔しそうに話しました。これは発達特性を持つ子によく見られる傾向で、情報処理スピードよりも不安の処理量が集中を妨げるのです。
私たちは今回の結果を独学の限界とは捉えず、戦略的学びへの転換点と位置づけました。今後は東進やN高のClassHなど、専門家のサポートを得ながら、問題処理の優先順位や見切りの判断、ケアレスミスの抑制といった実戦スキルを磨いていきます。焦りを見える化し、冷静に対応できる力を育てていく段階に入ります。
【3】数IA休止! 青チャートで挑む数IIBC集中戦略
模試の結果を受け、すぐに学習計画を修正しました。
数IAは一時休止。基礎を維持しながら、演習時間をIIBCに集中。
最優先は数IIの微分積分と数Cのベクトル。残り2週間で徹底強化。
使用教材は「青チャート」。網羅性が高く、思考プロセスの定着に最適。
目的は単に「解けるようにする」ことではなく、「焦らずに解ける」こと。スピードと正確性の両立を体に染み込ませ、焦りが出ても自動的にリカバリーできるようにする練習を積んでいきます。
「時間内で落ち着いて考える」こと自体を学習目標に据え、模試形式の再現演習を繰り返します。結果よりも、冷静さを保つ再現力を重視する期間です。
【4】親が担う得点源と精神的支え
来週は英語・国語・地理の自宅模試を予定しています。これら3教科は息子の得意分野であり、ここで得点を安定させることが志望校合格への大きな支えになります。数学や理科のように重い科目とは違い、英語や国語はスキマ時間でも伸ばせる領域です。日々の積み重ねが確実に力になる。この実感を親子で共有していきたいと思います。
今回のパニックは、息子にとっても私たちにとっても大きな学びでした。発達障害のある子どもにとって「焦りの制御」は最も難しい課題の一つです。だからこそ、点数の上下に一喜一憂するのではなく、どうすれば次に落ち着いて臨めるかを共に考え続けることが、親の役割だと思います。
模試の得点表には現れない、心の成長や認知の柔軟さの変化こそ、旧帝大医学部という長い道のりを支える本当の力になる。そう信じています。
