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香る。

そぞろ歩き中に花が咲いていると、立ち止まるわたし。

もうひとつ、習性がある。

匂いを嗅ぐ。

さすがに地面に這いつくばって嗅ぐことはしないが、腰より上の高さ、手の届く範囲にあれば、ほぼ必ず嗅ぐ。

サムネ写真の梔子(クチナシ)は、もったりと重たく、あまーい香り。
梔子と聞けば、その香りをすぐに思い浮かべる人も多いのではないだろうか。

すぐに香りが浮かぶ花といえば、
なんといっても金木犀、銀木犀かな。
これは、わからない人の方が少ないと思う。
秋の訪れを教えてくれる香り。
本体はどこにあるかわからないのに香りが漂ってきて、歩いているうちに香りが強くなってきたかと思うと、オレンジか白の星みたいな小さな花が鈴なりに咲いている。

ほかに、季節を告げる香りといえば梅。
梅の香りには、しんと美しい思い出がある。それについては、いつかまた。
蝋梅は梅という字はついているけど、香りは梅とは全然違う系統。蝋細工のような花びらを持つその姿に似た、硬さと気高さを感じさせる香り。

香る花と言えば、沈丁花も欠かせない。
甘さの中に潜む清々しさ。
花びらの表は白、裏は濃いピンクの2色で、小さな鞠のような姿も、特徴があり覚えやすい。

ここまでは木に咲く花。

草花なら、高貴さを感じさせる水仙、風信子(ヒヤシンス)。甘やかなフリージア。

フリージアの香りはとても好き。
強いのに甘く優しくて、果物みたいな美味しそうな香りでもある。

普通の菫は香らないけれど、ニオイスミレは甘く可憐でありながら、少し硬さもあってプライドを感じさせる香り。

百合は強すぎて好き嫌いはあるかな。
香りの強さだけではない、強さを感じさせる香り。

まだまだ香る花はたくさんあるけれど、書ききれないのでこの辺で。

薔薇にいたっては、種類によりいろいろな香りがありすぎて、もう今回は完全スルーで。笑
きっとまたいつか書くでしょう。

香りのある花についてばかり書いてきたけれど、一方で。
あまり香らない、「わかりやすいいい匂い」がしない花は多い。

誰でも知っているチューリップ、紫陽花や向日葵もそうだし、多くの人から愛される桜も、花自体はさして香らない。昨今は桜の香りを謳う商品も多く、イメージ画には桜の花が描かれていたりするけど、花ではなく桜の葉の香りだよねと思う。いや、わたしは好きだし、桜の香りには間違いないんだけど。

ポピュラーな花だけでなく、散策中に知らない花を見かけて嗅いでみると、特にこれといった香りがしない花は多いのだ。

なんか、ちょっと気になってきました?

散歩中、花に目がいったら、ぜひ匂いも嗅いでみてくださいな。
たまに「くさっ!」というのもあって、おもしろいですよ☺️


散歩中に見かけた花
柵があったので嗅げなかったけど、
香りはなさそうな気がする。

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