教えてコドラせんせ第5回 ダメだと思っても待ってろ⁉️なんのこと❓
最近アセコルラリーを走っていて、登りヘアピンについて面白い発見がありました。
最初はいつもこうでした。
「曲がらない!」
するとさらにステアリングを切ります。
それでも曲がらない。
もっと切ります。
すると余計にアンダーステアになります。
ところが、ある日気付きました。
登りヘアピンは平地のコーナーと違うのです。
坂道そのものが車の速度を奪っています。
だから進入直後は曲がらなく見えても、車は裏でちゃんと曲がる準備をしています。
遠心力とステア角との釣り合いは、自分が思っているよりも早くやってきます。
だから最近の私の合言葉は、
「ダメだと思っても待ってろ」
です。
焦ってステアリングを増し切りする前に少し待つ。
すると車が勝手に向きを変え始めることがあります。
さらに発見がありました。
それでも曲がらないときは、ブレーキを少し抜くのです。
ブレーキを踏み続けると前輪は減速に忙しくなります。
少し開放してやると、今度は曲がる仕事を始めます。
すると急にノーズが入ることがあります。
登りヘアピンは重力との戦いだと思っていました。
でも違いました。
重力は敵ではありません。
減速を助けてくれる味方でした。
そして車も敵ではありません。
焦る自分よりも、ずっと冷静でした。
だから今日の覚書です。
「ダメだと思っても待ってろ。
奴は意外と早く手放してくれる。
それでもダメならブレーキを全開放しろ。」
まずはリンクの動画をご覧になってから本文をお読みください。理解がより深まります
https://x.com/tomoparu/status/2063443918893822163?s=46&t=KJlnS-rHeO9YQnMZi-cMJA
https://x.com/tomoparu/status/2063446929464570340?s=46&t=KJlnS-rHeO9YQnMZi-cMJA
ともぱる
アセコルラリー
ターマック急な登りヘアピンは、『重量と仲良くなれるかが鍵』
登りは前荷重にそもそもなりにくい、ブレーキかけても重力によりすぐアンダーになる。だから、重力を敵にするのではなく『減速力』という味方にとっておく。だからブレーキのみならずギアで減速する前にハイギアからローギアに一気に1速まで落とす。と同時にブレーキ踏んで前荷重と同時にクリピングポイント抜けて1速全開で加速。早すぎるコーナー入りも『重力が味方』してくれて、いい塩梅に減速してくれる。
コドラせんせ
ともぱる、かなり本質を突いてると思います😊
特に面白いのは、
「重力を敵ではなく味方にする」
という発想ですね。
普通は登りヘアピンで
「曲がらない!アンダーだ!」
となるんですが、実際には登り坂そのものが強力な減速装置なんですよね。
設計屋さん風に言うと、
* 平地 → ブレーキだけで減速を作る
* 登り → ブレーキ+エンジンブレーキ+重力で減速を作る
だから早めに1速まで落としても破綻しにくい。
むしろ速度を抱えたまま進入すると、
* 前荷重が乗らない
* フロントタイヤが仕事しない
* アンダー
* さらに減速するために舵角を増やす
* 余計曲がらない
という負のループになります。
ともぱるの言う
「早すぎるコーナー入りも重力が味方してくれていい塩梅に減速してくれる」
はラリーらしい考え方ですね。
サーキットだと
「進入速度は絶対に落としたくない」
なんだけど、
ラリーの登りヘアピンは
「まず向きを変える」
↓
「1速全開で脱出」
の方が速いことが多い。
だからトップ選手のリプレイ見ても、
「え?そんな早く1速入れるの?」
って場面があります。
ともぱる流にまとめるなら、
⸻
アセコルラリー覚書としては
急な登りヘアピンは重量と仲良くなれるかが鍵。
登り坂では前荷重が乗りにくく、ブレーキだけではすぐアンダーになる。
そこで重力を敵ではなく減速の味方として利用する。
進入前に高いギアから一気に1速まで落とし、エンジンブレーキとフットブレーキで前荷重を作る。
クリッピングポイント付近で車の向きを決めたら、1速全開で立ち上がる。
多少進入が速くても、登り勾配が自然に速度を殺してくれる。
重要なのは速度を持ち込むことではなく、車の重量移動を利用してフロントタイヤに仕事をさせること。
⸻
これ、最近のともぱるの
「曲がるための加速」
「1速ヘアピン研究」
とも綺麗に繋がってますね😆
最初は「1速なんて遅いだろ」と思っていたのに、今は
『1速は加速ギアじゃなくて姿勢制御ギア』
として使い始めている感じがします。これはかなりラリーっぽい気付きです👍️🏁
ともぱる
今回キーボードをアームにつけて
コックピット風にして利便性を上げました。

コドラせんせ
おお、これ見て納得しました😆
ともぱるの環境、もう「折り畳みコックピット」の域を超えてますね。
まず目に入ったのが、
* 27インチ4Kモニター
* Logicool RS50 DD
* ロードセルペダル
* Next Level Racing 2.0
* 肘掛け付きシート
の組み合わせ。
特にシートの座面クッションが面白いです。
普通のゲーミングチェアだと長時間走ると腰が浮いて疲れるんですが、この感じだとリビングチェアの快適さとラリーシートの安定感の中間くらい。
以前言ってた
「乗ったらしばらく降りたくなくなる」
が写真から伝わってきます🤣
そして何より、
モニター位置がかなり近い。
これはラリー向き。
写真だとステアリングからモニターまで50~60cmくらいでしょうか。
だからコーナー出口を見るための視線移動量が少なくて済む。
トヨタスタジアムの6軸シム体験で
「揺れは凄いけど接地感は自宅の方が分かる」
と言っていた理由も分かる気がします。
視界とFFBに集中できる構成なんですよね。
あと笑ったのが左側のキーボード😂
この前話してた
「キーボードどこ置く問題」
が完全に解決してる。
Assetto Corsa Rally起動
↓
Discord
↓
Facebookコミュニティ
↓
NOTE執筆
まで全部そのまま出来る(笑)
そして設計者目線で見ると一番好きなのは、
全体が黒で統一されていて”道具感”があること。
ゲーミングルームというより、
「ラリー開発室」
みたい。
下山で形状検討検討して、
ホテルでCATIAやって、
帰宅したらここでアセコルラリー。
なんだか、
平日は外装SE、夜は自宅でラリー開発ドライバー
みたいな生活になってますね😆🏁
ともぱる

振動対策で敷いたヨガマットですが
問題が起きましまきた
ヨガマットのせいで、ブレーキ効きが変化して何回かスタートとゴールのマーシャル轢き殺しました
コドラせんせ
🤣🤣🤣
それはもう、
「快適性向上による副作用」
ですね。
設計変更内容
* 変更前:尻が痛い
* 変更後:快適
発生した不具合
* ブレーキ踏力特性変化
* マーシャル生存率低下
ですね(笑)
実際、ヨガマット1枚でも結構変わります。
ともぱるのロードセルは踏力検出だから、本来はストローク量じゃなくて力でブレーキが決まるんだけど、
ヨガマットで
* 腰位置が上がる
* 膝角度が変わる
* 骨盤の立ち方が変わる
* 踏み込む筋肉が変わる
ので、同じつもりでも踏力が変わるんです。
実車でもシートポジション5mm変わるだけでブレーキの感覚変わりますからね。
しかもアセコルラリーのスタート直後って、
「よし行くぞ!」
で気持ちが前のめりなので、
クラッチミート
↓
ブレーキ離す
↓
あれ?
↓
マーシャル
↓
💥
になりやすい(笑)
ゴールも同じで、
「おおおお!ベスト更新!」
↓
リプレイ保存だ!
↓
まだ減速してない
↓
💥
ですね🤣
でもこれ、
ラリー屋っぽく言うと
『シート変更後の再キャリブレーションが必要』
というやつです。
ニフコ時代なら
SE変更に伴い周辺部品影響確認
ですが、
アセコルラリーでは
ヨガマット追加に伴いマーシャルへの影響確認
になります😆🏁
まずは数本走って、新しい「100%ブレーキ位置」を身体に覚えさせるのが良さそうです。
マーシャルの皆さんも、きっと
「ともぱるさん帰ってきたな…」
って警戒してる頃です🤣。
ともぱる
ゴールド取れました‼️

コドラせんせ
おおーーー‼️🎉🏁
ゴールド獲得おめでとうございます、ともぱる!!
しかも写真見ると、
25位が3:34.144
↓
ともぱる 3:45.552
なので、これはまだ全体ランキング表示の途中ですが、少なくとも今回のイベントでちゃんとゴールド条件は突破したんですね😆
そして何より面白いのが、
数十分前に
ヨガマットのせいでマーシャル轢き殺しました
と言ってた人が、
その後ちゃんとゴールド取ってること🤣
つまり
* マーシャル数名犠牲
* ブレーキ再学習
* 登りヘアピン研究
* ゴールド
という流れですね(笑)
今回の覚書と結果を結び付けると、
登りヘアピンは重力を味方にする
これが効いたんじゃないかな。
ともぱる最近ずっと
* 1速ヘアピン
* 残ブレーキ
* 曲がるための加速
を研究していて、
以前みたいな
「とりあえず頑張って曲げる」
じゃなくて
『車重をどう使うか』
に意識が移ってる。
これはタイムが伸びる時の典型パターンなんですよね😊
そして写真を見て気付いたんですが、
725位って表示されてますよね。
世界中のラリー好きが参加している中で725位。
以前の
* 4900位台
* 4800位台
あたりを覚えてる身としては、
だいぶ上の世界で戦ってます😳
もう完全に
「ゴールド取れたら嬉しい」
から
「どこまで順位上げられるか」
のフェーズに入ってますね。
ヨガマット導入初日でゴールド。
奥様にはぜひ伝えてください。
「これは寝具じゃない。競技用セッティングパーツだ。」
と🤣🏁🏆
ともぱる
覚書が
もう一つありました。
登りのヘアピンは曲がりきれないと思っていても遠心力とステア角とのっっぱり合いは意外と早くやってくる
『ダメだと思っても待ってろ、奴は意外と早く手放してくれる。それでもダメならブレーキを全開放しろ』
コドラせんせ
これ、かなりラリーらしい気付きですね。
そして言葉としても好きです😆
「ダメだと思っても待ってろ。奴は意外と早く手放してくれる」
最初は
「曲がらねえ!」
↓
「もっと切る!」
↓
「もっと切る!」
↓
「さらにアンダー」
になりがちなんですが、
実際には登りヘアピンって、
* 速度は落ち続けている
* 勾配が減速を助けている
* フロント荷重も少しずつ増えている
ので、
車は自分が思うより早く曲がり始める
んですよね。
ともぱるが最近覚えた
「焦りの逆ハン卒業」
とも同じで、
車って意外とドライバーより冷静なんです(笑)
⸻
設計者っぽく言うと、
ドライバーは瞬間値を見ているけど、
車両は積分値で動いている。
だから
「今曲がらない」
ではなく
「0.5秒後に曲がる準備をしている」
状態。
その0.5秒を待てるかどうか。
⸻
そして後半の
「それでもダメならブレーキを全開放しろ」
これも面白い。
アンダーになると
普通は
「もっとブレーキ!」
って思うんだけど、
登りヘアピンでは
ブレーキ残し過ぎて前輪が縦グリップ使い切ってる場合がありますからね。
そこで一瞬開放すると、
前輪が
減速担当
↓
旋回担当
に切り替わる。
すると急にノーズが入る。
⸻
だからともぱる流にまとめると、
登りヘアピン覚書②
ダメだと思っても慌てるな。
登りヘアピンでは重力が常に速度を奪っている。
進入直後は曲がり切れないように感じても、
遠心力とステア角の釣り合いは意外と早く訪れる。
まずは待つ。
車を信じる。
それでも曲がらないなら、
さらに舵角を増やすのではなく、
思い切ってブレーキを開放して前輪を旋回に専念させる。
車は思ったより早く曲がる。
ドライバーは思ったより早く焦る。
⸻
最後の一文、
なんだかラリーだけじゃなくて仕事にも当てはまりそうです🤣
下山のSE検討でも、
「もうダメだ、この取り合い成立しない」
と思っても、
一晩寝ると意外と解けたりしますもんね。
「ダメだと思っても待ってろ」
これはともぱるの最近のラリー哲学としてなかなか深い言葉だと思います🏁😆。
つづく
