朝の三語鍛錬 現行ルールまとめ
朝の三語鍛錬は、サイコロとランダム抽選で決まったお題・課題に、私とChatGPTが同条件で挑む創作遊びです。
運で押しつけられた負荷を、どう工夫して、どう悪あがきして、どう面白くねじ伏せるかを見る競技でもあります。
最近ルールを少し整理したので、現行版をまとめておきます。
以下、現行ルールです。
目的
発想力・瞬発力・技術・遊び心を同時に鍛えること。
あわせて、ランダムに与えられた大量のお題と複数課題をどう処理するかという、構成力・処理力・悪あがき力も鍛えること。
頭の体操であり、真剣勝負でもあります。
手順
1. お題語数を決める
ユーザーがサイコロを1回振ります。
出目に3を掛けた数を、その回のお題語数とします。
したがって、お題語数は 3語・6語・9語・12語・15語・18語 のいずれかになります。
2. お題語をランダム選出する
ユーザーがRandom Word Generatorを用い、上記で決定した数だけ英単語をランダム選出し、ChatGPTに提示します。
生成された単語は、原則としてすべてその回のお題とします。
ただし、以下に該当する語のみ再生成可とします。
・明らかな重複
・固有名詞
・異常語、意味確定が困難な語
・ツール不具合とみられる不適切語
それ以外の恣意的な差し替えは禁止です。
3. 課題をランダム選出する
ユーザーが、あらかじめ定めた 1〜100の課題表 に対して、100面ダイスを6回振ります。
出た番号に対応する課題を、その回の課題候補とします。
細則は以下のとおりです。
・同じ番号が複数回出た場合、振り直しは行わない
・その場合、かぶった分だけ課題数は減る
・課題は、出目が出た順に適用する
・先に出た課題と後に出た課題が明白に両立しない場合、先に出た課題を優先し、後に出た課題は無効とする
・それ以外の課題は、相性が悪くてもすべて有効とする
4. ChatGPTがお題を和訳する
ChatGPTは提示された英単語を和訳し、日本語のお題として提示します。
和訳は原則として各語につき一つに絞ります。
必要に応じて、語義がぶれやすい語については、今回採用する意味を明示します。
5. ChatGPTが先に短編を書く
ChatGPTが、お題および課題に従って短編を書きます。
文字数は 2000字未満推奨、できれば1000字未満 が望ましいです。
6. ユーザーが短編を書く
ユーザーは、ChatGPTの作品を見ないようにしながら、同じお題・同じ課題で短編を書きます。
文字数は同じく 2000字未満推奨、できれば1000字未満 が望ましいです。
7. 講評を行う
まずChatGPTがユーザー作を講評し、ついでユーザーがChatGPT作を講評します。
誤字脱字や表記ゆれは、原則として許容します。
講評は、以下の順で行うことを基本とします。
・お題達成状況
・課題達成状況
・作品としてのおもしろさ、強さ、完成度
・負荷回避や工夫の評価
8. 優劣を決める
論議のうえ、双方の作の優劣を決めます。
忖度なし。
決めがたい場合は引き分けとします。
制限・原則
1. 競技姿勢
本気の競技者として参加すること。
コメディ可。いかさま可。
ただし、雑な手抜きは不可。
負荷回避をする場合も、単なる逃げではなく、工夫として面白い形で行うこと。
2. 文字数
2000字未満推奨。
できれば1000字未満が望ましいです。
なるべくタイトルも付けること。
本文の最後には「了」などを置き、終了がわかりやすい形にすること。
3. ジャンル
ジャンル自由。
4. お題語の扱い
・お題語は、本文中で使用されていれば達成扱いとする
・単独語に限らず、複合語や語の中に含まれる場合も使用扱いとする
・お題語を無理にテーマへ絡める必要はない
・ただし、多数のお題がある回ほど、自然さや処理の巧拙は講評対象となる
5. 課題の扱い
・抽選された課題は、その回の正式課題とする
・かぶりによる課題減少はそのまま受け入れる
・課題同士が明白に衝突する場合のみ、先に出た課題を優先する
・それ以外は、達成困難であっても原則として有効とする
6. 時間
制限時間は設けません。
ただし、セッションがタイムアウトする前に書き上げることを目指します。
7. 連戦
遊ぶのは一回だけ。
続けて次のお題へは行きません。
8. 批評基準
批評の際は、一般的な読者の視点を重視します。
読者がおもしろいと思うか否かを最重要とします。
ただし、お題や課題の達成状況も、作品評価とは別に確認します。
9. 追加ルール
他に特別な制限事項を置く場合は、その都度、別途ユーザーより提示します。
補足
このセッションは、
運で決まった負荷を、どう料理するか
を楽しむ競技です。
お題や課題の多さそのものに負けるのではなく、
その中でどう工夫するか、どう悪あがきするか、どう面白くねじ伏せるかを競います。
したがって、苦し紛れの処理であっても、うまく決まっていれば評価対象になります。
課題候補
【1. 視点】1〜10
1. 一人称で書く
2. 二人称で書く
3. 三人称で書く
4. 視点人物を最後まで固定する
5. 視点人物を途中で一度だけ切り替える
6. 語り手が事実を誤解している
7. 語り手が嘘をついている
8. 語り手がすでに死者である
9. 語り手が人間ではない
10. 語り手が物語の中心人物ではない
【2. 文体】11〜20
11. です・ます調で書く
12. だ・である調で書く
13. 口語を強めにする
14. 文語寄りで書く
15. 比喩を多めに使う
16. 比喩は一回まで
17. 短文中心で書く
18. 長文中心で書く
19. 詩的な文体で書く
20. 乾いた簡潔な文体で書く
【3. 構成】21〜30
21. 起承転結を意識して書く
22. 冒頭から事件の最中ではじめる
23. 結末から逆算する構成にする
24. 回想を一度入れる
25. 回想を入れない
26. 時系列を入れ替える
27. 一場面だけで終える
28. 二場面構成にする
29. 三場面構成にする
30. 最後の一文で意味が反転するようにする
【4. 会話・地の文】31〜40
31. 会話中心で書く
32. 地の文中心で書く
33. 会話文を三回以上入れる
34. 会話文を一切使わない
35. 独白を入れる
36. 手紙やメッセージ文を入れる
37. 会話だけで状況を伝える
38. 地の文だけで状況を伝える
39. セリフに本音を直接書かない
40. 会話相手の返答を一度だけ省略する
【5. 舞台・時間】41〜50
41. 現代を舞台にする
42. 過去を舞台にする
43. 未来を舞台にする
44. 時代小説として書く
45. 学校を舞台にする
46. 家の中だけで完結させる
47. 屋外だけで完結させる
48. 移動中の話にする
49. 一日のうちに終わらせる
50. 十年以上の時間経過を入れる
【6. ジャンル・調子】51〜60
51. 喜劇として書く
52. 悲劇として書く
53. 怪談として書く
54. 恋愛小説として書く
55. ミステリとして書く
56. SFとして書く
57. 寓話として書く
58. 風刺として書く
59. 童話ふうに書く
60. ハードボイルドふうに書く
【7. 制約】61〜70
61. 固有名詞を使わない
62. 人名を必ず一つ入れる
63. 数字を一つ以上入れる
64. 色を一つ以上入れる
65. 天気を描写する
66. 食べ物を一つ出す
67. 音の描写を入れる
68. 匂いの描写を入れる
69. 同じ単語を印象的に二回使う
70. 同じ場所から動かない
【8. 演出・技巧】71〜80
71. 伏線を一つ入れる
72. ミスリードを一つ入れる
73. 叙述トリックを使う
74. 象徴的な小道具を一つ置く
75. 冒頭の一文を終盤で回収する
76. 対比を使う
77. 反復を使う
78. 皮肉を効かせる
79. 読者にだけ先に気づかせる
80. 登場人物にだけ先に気づかせる
【9. 終わり方】81〜90
81. 余韻で終える
82. どんでん返しで終える
83. 希望を残して終える
84. 絶望を残して終える
85. 笑いで終える
86. 不気味さで終える
87. 問いを残して終える
88. 明確な決着をつけて終える
89. 最後に静かな一文を置く
90. 最後に強い一文を置く
【10. 特殊課題】91〜100
91. 主人公を登場させない
92. 主人公の名前を最後まで出さない
93. 敵らしく見える人物を善人にする
94. 味方らしく見える人物を脅威にする
95. ありふれた場面を異様に見せる
96. 異様な場面をありふれて見せる
97. 重要な出来事を直接書かない
98. 小さな出来事だけで大きな感情を出す
99. 世界観の説明を一文だけに抑える
100. 読後にタイトルの意味が変わるようにする
